昨晩、ホルツのガンガムが排気圧に負けてダメになってしまったので、再度盛り付けて寝かしておいた。

常温で12時間放置とあるが、昨晩の気温はおよそ0℃。
厚みを追加しておいたが、果たして?

ところで排気漏れを修理してエンジンの調子はどうだったか?というと、結果変わらなかった。やはり5000~6000回転位でグズって回らない。
リードバルブは交換したし、エアクリもチェックした。

後はキャブしかない。
キャブはだいたい清掃したが、スロー側がネジを舐めていて取れない。
そもそも色々と足りない感じはするのだが、多分スロージェットの問題なんじゃなかろうかと思う。
ジェット類を一式交換するとおよそ1万円。もしジェットではなくて、ボディに問題があったら、、、などと色々考えると、程度の良い中古でも拾った方がよさそうだ。

ところが、SDRのキャブはオークションに余り流れていない。また流れていても、「これは酷い」というレベルの物が多い。

あぁヤマハから新品のASSYを34000円で購入したろか・・・と思っていたところ、なんと2010年12月に

SDRキャブASSY販売終了

してた。これは結構痛い。
勿論タンクやら外装やらは、SDRと知り合った時から販売終了だったのだが、リアルタイムで販売終了した衝撃は、あぁ、これはやっぱり旧車なんだなぁとしみじみ感じざるを得ない出来事だった。

排気漏れを修正したら、エンジンがパリッっと動いたら、これほどありがたい事はなかったのだが、穴を塞いでガスケット類まで新調しても直らなかった。
エンジンは負荷を掛けなければ9000回転(耳にタコメータ調べ)位まで軽く回っているので、抱き付きでもなさそう。

キャブだ。キャブ。

実はヤフオクでも程度がよさそうなものを見つける度に入札しているのだが、これが落とせなかった。仕方なく諦めて新品のジェット類購入を考えていたところ、なんと非常に良品のキャブレターが出品された。

何が良品かっていうと、そもそも外見が綺麗。
そして、出品写真がこれ。

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全バラ状態の写真。
業者が適当に分解して売っているものでもなければ、一般人が放置して腐ったものを出品するでもない。キャブレターに対する愛を感じる。これは期待できる。

これを1万円弱で落札できた。
チョット高いが、ここまで清掃して保存してあったものだから、本当の良品臭い。
早速分解してみたが、本当に使用期間が短そうだ。多分PWK辺りのキャブに早々に交換して、純正は大切に保管されていたんだろうと予想。

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色々と不思議な状態だったノーマルキャブと比較して取り付け。


さて、マフラー補修。
12時間経過したガンガムは、実は指でぐいぐい押すとちょっとやわらかい感じがしないでもない。
とすると、やはり熱を加えないとダメか。
前回書いたとおり、我が家で2stバイクのアイドリングを30分も出来ない。
乗るしかない。

キャブをつけ、3分程アイドリング後発進。
回すとまたガンガムが吹っ飛びそうなので、恐るおそる回す。

正味な話、前のキャブでも途中までは力強く回るので、大きな違いは感じないのだが、若干スムーズか。
回したい。しかしガンガムが・・・。

以前のキャブならば、グズグズ言う回転数でもグズらない。
回したい。あぁ回したいが、ガンガムが・・・。

近所のホムセンに到着して、幾つか買い物をした後、帰宅へ。
帰宅途中、少しだけまわしてしまった。

おぉぉぉぉぉ

キタコレ。

なんつーか、4stでは決して味わえない2stらしいトルク感。
排気とチャンバーからの戻りが作る不完全な充填作用による爆発的な加速感。

いやそりゃ隼みたいなリッターバイクとか、もっと凄い加速感でしょうよ。
しかし、この

ビィィィーン→パァァァン

て感じ。
その昔、ポップ吉村が「出来損ない」と言った2stエンジン。
(まぁウチのジャイロも2stではありますが)
初めて所有したMBX50を思い出した。

あぁそう、こんな感じ。こんな感じ。
軽量2stの快感、爽快感。



・・・と思ったのも一瞬でして。
途中からアイドリングも難しくなってしまった。
案の定排気漏れ。

しかし、原因がキャブと排気漏れという事がはっきりしたので、ここは時間を掛けて修正すればよい。この一週間また仕事で乗れないので、今度はじっくりやればよいと前向きに考える事にした。
連休も近いしね。
これまで2回程失敗して得た、ガンガムに関する知見を活用して、第三回戦。

・硬いが脆い。
ガンガムは細かい繊維を含んだパテで、固まると石膏みたいな感じだ。これを割ると、中には空気が入っていた穴が沢山見受けられる。脆さの秘密はこの空洞なんじゃないかと思う。指で潰すと粉々になって砕ける。
・水に弱い。
固まった後でも水をつけると溶けてくる。これは塗装でカバーするしかない。
・金属への付着は結構しっかり
一度マフラーにくっついたガンガムはヤスリで削らないと取れないくらいにはくっつく。但し、排気漏れした時の現象は2回ともハガレである。決して硬化したガンガムが粉砕したという事ではない。

以上の様なことから、今回は面積を大きく取り、更に厚みを増やして曲がりによるハガレの抑制を試みる。
(まぁ単純にパテを山盛りにするって事)

マフラーを外してヤスリをかけて、シリコンオフで油脂を取る。
前回は150番だったが、今回ヤスリは100番でしっかりとマフラーに傷をつける。

今回は広めに。
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ガンガムの説明書には、厚さは5mmまでにしないと乾燥しないとある。という事は5mmまでは良いんだなと解釈。
前回の補修屑を見ると、厚さは約2mm。まだ3mmも盛れる。

とりあえず面積も取って、盛れるだけ持ってみた。
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厚みを出すのは結構難しい。乾燥して3mmチョイ位か。

とりあえず今我が家で一番暖かい思いをしているのは、チャンバー君です。
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