ギリシャの国家レベルの粉飾決算に端を発する危機的財政問題から、もう丸二年だ。
各国が散々支援したにも関わらず、一向にギリシャの財政は良くならない。
世界中の首脳陣が、「ほんまええ加減にして欲しいわ、どんだけや」というコメントを何度も何度もつぶやいている。

10月末から、ギリシャ国内では、EUの追加支援策を受ける件について、国民の不満が爆発し、大規模デモが散々繰り返されていた。

今回、この追加支援策は、ギリシャ財政をEU諸国やECB、IMFで支援します、というもの。
この支援の為に、色々ルールを改変し、資金をあっちこっちから持ってきて、あーだこーだやって、みんな苦労して集めてきた金だ。
そのかわり、ギリシャに金を貸している人達は、50%程度の債権を放棄しなさいという、まさに双方痛みを伴うオペだった。

既に幾つかの格付会社は、

ギリシャは既に破綻してますがな

と指摘。
しかしEU各国やECB(EUの中央銀行)が「いやいやそんなこと無いですよ〜」と否定。
なんというか、債権50%カットの状態で、破綻してないってのも無理があるような気がしないでもない。
だが、破綻認定されると、各国の金融機関が大打撃を受けてしまう。
なんとしても取り繕わないといけない状況なのだ。

EUの優等生、ドイツとフランスの国民は、「なんで怠け者の為に俺らの金を投入するんだ?」という至極全うな不満を持つ。
嫌々ながら支援しているのが事実。

国家レベルで財政粉飾をしていた国で、更にEUからの支援を受ける度に期待を裏切ってきたギリシャ。
それでも経済安定化の為に世界中が必死に支えてきた。

日本だって無関係じゃない。
現在の超円高だって、この問題は大きな割合を占める。
今回のギリシャ支援の為の基金へ投資もしている。


しかし、追加支援策がようやく纏まり、ギリシャの財政の健全化の実施を待つだけとなった。
株価は徐々に上昇し、ユーロ通貨も上昇しつつあった。
誰もがギリシャは立ち直るはずだと信じつつあった。


ところがだ。



その追加支援策を受けたく無いと国民は思っているらしく、大規模デモは一向に収まらない・
ギリシャ人は、人件費削減や税金の上昇が耐えられないらしい。

ギリシャ首相は国民の猛反発に耐え切れず、11月に入って、突然支援策を受け入れるかどうかを国民投票で決めると言い出した。
まさに

インド人もビックリ

世界中の人が

エエエエェェェェ(´Д`)ェェェェエエエエ

とうなった。
ドイツとフランスの政治家達の怒りのコメントが溢れる様に沢山流れた。
この流れは自分も追っていて、「メルケル首相、絶句」というニュースにはもう笑うしかなかった。
世界中の人は本当にこの国はダメだと確信した日だった。
その衝撃は福島原発も思わずキセノンをお漏らししてしまう程だ。

ドイツ、フランスの首脳が緊急会合をし、国民投票が終わるまで、金は貸しませんよ、と決めた。
当たり前の話である。
金を借りるだけ借りて、自らの財政赤字は一向に削減しない。
世界中から金を借りておいて、踏み倒し続けている。


ギリシャはそもそも公務員だらけの国である。
この人達が一生懸命、増税緊縮政策反対デモを繰り返しているのであるが、状況を全く理解していない。
国家破綻が目前に迫っていて、給料が出なくなる可能性がとても高まっている状況なのに、それを助けてくれる人達を拒否しているのも同然なのだ。

西洋文化発祥の地、ここギリシャで、こんなアホな話が生まれるとは。
ご先祖様達は激しく泣いているに違いない。

今回国民投票が緊縮政策を否決した場合、ギリシャ国家は破綻する。
それだけならいいのだが、数多くの金融企業が連鎖的に破綻する。
(既に大手銀行がギリシャ国債の減損処理で破綻している)

2009年のリーマンショック再び、である。
世界大恐慌の引き金である、ギリシャ国民投票まで後1ヶ月。