「ツキは良いけど伸びが微妙に遅れるですよ〜」

桶川にてニコニコしながら優君に言われた言葉。
これは深い。
最初に聞いた時はなんじゃそれ?って感じだったのですが、課題を出されると楽しくなる立派な社畜に育った私にはありがたいご褒美なのです。(あほか)

ツキが良いってのは、アクセルをグッっと開けた時にエンジンがレスポンス良く反応するって事でしょう。
伸びが微妙に遅れるってのはどんなん?って聞いたところ、開けてから「もわぁ〜」って感じですかね〜との事。
タイムはそれほど変わりないんですが、体感が悪いって事みたい。

体感って難しいなぁって思う処です。
恐らく公道で走っている分には分からないところでしょうけど、何度も何度も周回するサーキットでは確実に体感できるのでしょう。きっと。

その昔、カートレースをやっていた頃は、走ってる最中にタイヤの空気圧の微妙な変化がはっきりとわかったりしてましたから、まぁ理解出来ない訳ではないです。 

さて、ツキが良い、の部分ですけど、アクセルを開けた際の混合気の乱れとかを、電圧強化による強引な点火で賄っているからかな〜と。
その後マッタリするのは、YPVSの開度の成分だろうと。
次にCDIの点火時期をもっと遅くする方が今のチャンバーにあってるのかなと。

まぁそんな事を想像して、まずCDIの点火時期を調整し、同時にYPVSの全閉→全開の間隔を短くし、1000rpm分程早く開く様にしましたところ、改善したそうです。

ほんの少しの体感、恐らく測定しても殆ど分からない部分なのでしょうけど、レーサーにとっては極めて重要な部分かと思います。

さてしかし。

この間、RACERS Vol27が出ていたので買いました。
rothmans



ROTHMANS HONDA
この甘美な響き。
一体どれだけの人がこのオートバイに憧れた事でしょう。

それはさておき今回はビッグバンエンジンが特集されてました。
ビッグバンエンジンはいわゆる不等調の間隔で点火するエンジンのことですけど、 当初多くのライダーが「これは駄目だ」と思ったとの事です。
パワー感が無い、というのが理由らしいのですが、4ストエンジンの乗り味を求めて開発されたエンジンで、一見パンチが無い様に見えるけど、実は早いってものらしいのです。

なんだか速く感じない、けどタイムは良い。
実はピークパワーも一旦落ちているらしいのですね。
体感はよくないけど、タイムは良い。

この辺がレーサーの面白さかなと思います。
桶川での走りを見ていると、ショートコース故に、本当に忙しくシフトチェンジをしています。 
このコースでの「正解」はまだまだ先にありそうな予感がします。