SUGOの様子はこちら
SDR:SUGO 2st meetingに行って来た(1/2)
SDR:SUGO 2st meetingに行って来た(2/2)

この時使ったソースなどはこちら
http://urana.info/rilassaru/pic/20140804SUGOsdrv2.zip
【アーカイブはこちらに移動しました】
点火時期の話をするには、この辺がとても参考になります。
ICE related Articles in "Eine bequeme Reise" web site


SUGOで使った進角マップの振り返りです。
無題
 
赤が+1000回転回る設定です。

ゆうさんのコメントや、ベーヤタさんでのテストでも同じ現象だったので、恐らく間違いなく回るのでしょう。
結果としてオーバーレブを引き起こしてベーヤタ号は沈してしまいましたので、普段からこのマップを使うのは危険かも知れません。ゆうさんはその点を考慮し、こんご普段は青色側のマップを使うそうですが、良い選択かと思います。

http://www.rzv500r.net/を見るとSDRとほぼ同年代の2ストであるRZVのヤマハが作ったドキュメントが見れますが、その中に点火マップが記載されています。
RZ等でも点火マップをこの書式で見たことがある気がするので、昔はヤマハ純正マニュアルに点火時期が書いてあったのですね。
点火マップはまるでデジタル進角している様な雰囲気ですけれども、この辺を参考にしますと間違いなくアナログ進角です。
こんなに綺麗なマップにはなっていないと思っています。
以前取ったSDRのノーマルCDIの動画はこれです。


この動画を見る限り、アイドリング付近から8000回転程度まで進角は変わらない感じです。
これがノーマルCDIでアイドリングから恐らく8000回転程度までの進角で、見た感じ26度程度です。
cdi1

まわしていくと18度程度まで遅れました。
cdi2

これ以上は住宅街なので控えましたが、この後ぐっと落ちていって7〜10度程度まで落ち込むと思われます。
したがってノーマルと今回SUGOで使ったCDIのMAP0(OPEN)の点火時期は8000回転程度で進角が逆転する事になります。それ以下では主に熱対策の意味で進角を遅らせています。

MAP1(CLOSE)青い線は途中までノーマルに近い特性ですが、上で急な頭打ちをなくしています。
10,000rpmを超える領域では、ノーマルは殆ど進角しておらず、爆炎はピストンを余り叩けずに排気ポートから逃げていっているのではないかと思っています。
ここをチャンバーで頑張ろうと工夫すると、早いタイミングで反射波を戻さないといけなくて、逆に低速側がスカスカになるんじゃないかと思ってますし、そもそも爆炎がピストンを十分に叩けてない状態ですとトルクも無いでしょうから、結果として回るだけで力の無いエンジンになってしまいそうです。

肌感覚ですけど、SDRのエンジンはピークは8,500〜9,000rpm位に持っていくのが恐らくベストで、そこから10,000rpm程度でシフトアップしていくようなセッティングが、満遍なくレースで使えるのでは無いかなと思います。
ノーマルのCDIだとレブリミットが効きますからあんまり上に振っても、効率悪そうです。

少し話がそれますけど、今のところパワーチェックで圧倒的にパワーが出ていた事がわかっているカエゥ号も、ゆうさんもPWK28キャブレターを使っています。
(参考:SDR:2りんかん溝口パワーチェックオフ)
SDRに関して言えば、エアクリの細工+PWK28+マリオチャンバーNo.1という組み合わせが今のところ一番近道な気がします。
むしろ28口径位が丁度流速がでるいいところなのかも知れません。

メーカー純正ではパワーを制限して寿命側に振っているのですが、多くの場合、エアクリと点火時期でそれを実現しています。(エイプ100はこれだけで笑うほどパワーアップしました)
カエゥさんのSDRはエアクリが結構工夫してありますが、その辺があの綺麗に伸びるエンジン出力の大きな要因だと想像しています。
もう少しこの二点に絞って追求してみるのもいいかなと思っています。

あと、おまけですが、既に書いてある通り倍加回路には懐疑的です。
2ストに対してはもちろん十分な効果はあると思ってますけど、リスクに見合ったものとは個人的には未だに思ってません。



YPVSはこの通り。
 無題

ベーヤタさんがピックアップの良いタコメータを付けて動画を取ってくれたので、そこがずいぶん参考になりました。
7000回転までには既に全開になっています。
SUGOで3XV用zeeltronicを使っている人は、8500程度までYPVSを閉じているようですが、SDRとはパワーバンドが全く違うのでこの程度の差はあるのかも知れません。
YPVSはダイレクトにチャンバー特性を補足できる仕組みですから、ここを追い込むことはとても重要な気がしていますが、なかなか難しいですね。
本来はキャブレターレベルでコースや気温等にあわせてセッティング可能にする必要がある部分だと思っています。

やっぱりアンドロイドタブレットでサクサクってのは作らないと駄目かなぁ〜と。