SDR200:クイックシフター試走 の続き

クイックシフターでのシフトアップは
うぃぃぃぃん にゃぁ うぃぃぃぃん にゃぁ
って音になることが判明。
詳細は動画を見てね
点火を完全にカットするから普通のシフトアップとチョイと音が違うのかも。

クイックシフターを作りながら、ちょっと面白い波形が取れたので備忘録。

一発目のファームウェアを焼いて走ってみたけど、どうもシフトアップしない。
全開でシフトをかき上げるも、うんともすんとも言わない。
こんなものなんかな?
なんか失敗している気がする。


んで調査。
いつものDSO203。


この手の趣味を持つ人にはとっても便利なポケットオシロ。

黄色はサイリスタのゲート電圧。
水色はコンデンサの電圧。
IMAG002
 
ちょいとコンデンサ電圧が低い様な気もするけど、適当に計ったから気にしない。
しかしようこんな綺麗な波形になるなぁ・・・。

さて。

今回クイックシフターを作るに際して、点火をカットする必要があった。
最初はサイリスタのゲートを「開かない」方向で考えてたけど、もともとの設計としてマイコンが死んでも点火する様に作っていたので、どうにも点火を止められない。

しょうがないのでサイリスタのゲート電流を流しっぱなしにする事にした。
そもそもサイリスタのゲートを入れっぱなしにして良いのだろうかと頭をよぎる物があったが、よくよく考えたら問題無いことが分かった。
なんといっても流す電流の総和はほぼ変わらない。
コンデンサに溜めて流すか、そのまま流すか、の違いだけ。
ゲートに流す電流がちょいと気になるけど、まぁ10mA程度やしね。
60msec流す位全然大丈夫でしょ。

んで。

プログラムを組んでエンジンをかけるとどうもまだ様子がおかしい。
エンジンは掛かるけど、3000rpmを切る辺りでエンジンが止まってしまう。

サイリスタのゲートを開きっぱなしにしてもアカンか。
いやそんなわけは無いわな。


んでオシロでみたところ、プログラムに一箇所抜けがありサイリスタゲートがOFFになっていた。

IMAG001
 
このOFFになるタイミングはBTDC70度のところ。

ここからわかる話は、まぁ充電なんて本当にチョイとだけで充分ってことです。
普通はSin波4回に1回の割合で点火を行う。
でも1回でもなんとかなる事が分かったのが今日の収穫。

このOFFになるところを修正して走ったら、まぁ〜スコスコシフトアップすることよ。
良かった。無事動いて。