先週の島田SDR号のツクバ練習(ツクバ練習、テイストまで後3回だって)に付き合った際、そろそろ配線を何とかしましょうって話をしてたので、昨晩実施することにした。

島田優さんが昼からって事で、車体が無いのになんも出来ないので自分も午前は自分のSDRの修理を。
オイルポンプからオイルがタラタラと流れている事が分かったので(クイックシフター用改良ソフトを試す)ここを。

オイル全部抜いてオイルポンプを外す。
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プランジャーの痩せなんか、シール破損なんか、このオイルがジャブジャブ溢れてくる原因を探さねばなりません。

分解してみると、シールガスケットは新しくメンテ済みのもの。
さくさくと分解して、、、あ、、、あれ、、、?
オイルシールの組み付けが逆、、、。
理屈の上からするとオイルシールの内側が下側だよな?

んで、逆にして組み付け。

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これで恐らく大丈夫なはず。
暫く様子見。

オイルポンプを組み付け直して、エア抜き。
ガソリンタンクにオイルを少々ぶち込んで混合化してからエンジンをかける。
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まぁ大丈夫でしょう。

(追記:3週間経って今のところオイル漏れは無くなっています)

んで、サイタマへ移動。
アルモクさんと島田優さんがなんかエンジンばらしてる、、、。
イデさんはまだ来てない。

う〜ん、これはなんか嫌なヨカンがしますよ(笑)

電気関係って、毎度まいどの事ですけれども、機械側が整わないと出来ない事が多い。
大抵の業界でも、建設屋さん、設備屋さんが終わってから電気屋さん、電子屋さんと仕事が続くんですが、バイクでもあんまり変わらんね〜。


ヤバイ匂いを感じたので、とっとと車体を剥ぐ作業に入る。
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このとぐろを巻いた配線、長いままの配線。
試験的に付けられた適当なものや、ガムテープで固定されたままの部品。
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あぁ〜汚いわ〜
これって何かトラブルがあった時に困るのは自明、なおかつ車検が心配なので、今日は徹底的に切った貼ったするぞと。

また途中、プラグキャップがグラグラしているのを発見。
これまたグラグラしてるで〜って話をしたら、優君が「この間、また差し込み失敗したんですよ〜」って事で。
あ〜またですか。
SDR:高速でエンジン停止のときと同じことが発生しているっぽい。
このNGKのプラグキャップ、ホンマにアカンです。


モクモクモクモクと作業していると、イデさん到着。
クイックシフターのスイッチ完成したそうで。
(写真撮り忘れたのでイデさんの写真を拝借)
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う〜ん、無駄にクオリティが高い。
バネも前回とは比較にならない程に硬い。

硬いんだけども。

アルモクさんがゴソゴソと取り出して来たのは、昔ベーヤタさんがSDRに取り付けようとして挫折したというバトルシフターのスイッチ。

これに比べるとまだ柔らかい気がする。
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アルモクさん曰く、新品っていう事だけど、なんかロッド曲がってるし(笑)
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なんとかSDRに使えるといいんだけど、配線は根元でブチっと切られてるし、ロッドの太さが合わないので一工夫は必要そう。

それはさておき、柔らかそうって事でイデさんはバネの調整を開始。
プリロードを掛けたって事で更に硬く。

これはなかなか良い感じで、シフトが入るタイミングとスイッチが入るタイミングが絶妙に。
走行してみないと分からないけど、シフトに軽く圧が掛かった直後位にスイッチが入るようになった。
タイミング的にはベスト。

ワンオフってこういう事なんよね・・・。

モクモクと配線やっていて、横で何をやっているのかよーわからない内にアルモクさんのマシンが復活。
なんか色々とやっている。

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その間も配線の道をあーだこーだと考える。
他の部分のメンテナンス性を犠牲にしない事、摺動部に接触しない様に、熱にやられない、などなど。
接点も数を少なく、場所も纏めていく。

ギポシは配線する上でどうしても出てきてしまうしょうがないものだけど、これがフレーム、フォーク間の「渡り」の部分にあったりすると良くない。なるべくフレーム上に置いて振動の影響を受けないようにする。
だけどこれも完全には無理で、その場合はマジックテープ等で柔らかく固定するけど、その場所も揃ってないと障害性が落ちてくるので慎重に場所を揃えていく。
またデバイスに付いた線は一度切ってしまうと復活は難しく、ヘタするとギポシ増やしただけでした、って事になりかねない。

妥協と計算、計算と妥協。
将来的な構造の変化も考えて切った貼ったしていく、、、のだけれども、エンジン下ろすので〜とか場所変えるので〜とか、、、途中での仕様変更やら別の作業で中断する事が続く。

世界の始まり、ジェネレータからレギュレータへの配線からもう悩みまくりです。
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ここで行ったエンジン側の作業が、エンジン交換によって全く無駄になったり、、、とか、ハンダももう少ししたかったけど、重要な場所だけに絞ったりとか。
妥協と計算。

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悪い予感が的中してどんどん時間が消費されていく。
途中メーターの位置を変えたいって事でまたこれ中断&少々手直しが入る。

アカン、これはアカン

もう他はほっとこう。
刻々と変化する車体を横目に電線片手に悩み続ける。

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結局メーター位置を少し上に上げて倒す修正。
メーターステー部分がグラグラしてたのでやり直し。

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ただ、ホンマにグラグラしていたメーターステーがしっかりとついて、かなり具合も良くなった。
またアルモクさんにCDIの場所作ってもらったので、かなり置き場所が安定した。

しかし位置が微妙に変わってしまったので、配線面で少々気に入らない場所が出来てしまった。

夜は雨予報だったけど、22時には帰れるだろうと甘い予測してました。
舐めてました。すいません。

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とりあえずだんだん仕上がってまいりました。

メーター周りがとにかく格好良くなった。
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エンジンも乗ったので、クイックシフターの線なぞを設定。
スイッチボックスまで計った様に(ちゅーか計ってたんやけど)ぴったりの長さで収まる。
もう位置変更ききまへんで。

秋月バッテリーを恐る恐る挿してみて、YPVSが動作する事を確認。
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いつの間にかアンダーフレームのステーがぶった切られてたので難儀しましたけど、、、。
この頃はもう眠さMAXで、あんまり反応できませんでした。
淡々と取り付け。

優さんは朝4時起きって事で、もう直ぐ24時間。
俺も6時起きで、オッサンの限界。
ボケもツッコミも弱々しくなってきた。

何時の間にか巨大なラジエターも装着されてました。
そいういえば、途中でイデさんが
ぎゃぁぁぁ
とか2〜3回悲鳴を上げてたな〜と。

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デカイ。よく収まるなぁと。
11月でコレはどうなるんやろか。

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なんとか終わりかなと。

最後ちょっとチョロ任した部分が無い訳では無いが、まぁまぁマシにはなった。
車体もなんか雰囲気が変わって良い感じ。
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夜鍋して作ったシフターもきっとよく働いてくれますよ〜。

エンジン掛けれますか〜と優君が聞いて、みんなが、動く「はず」だけど〜と。

SDRの向こうでイデさんが死んだ顔してた。
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掛かりました。
その横でイデさんがホンマ死んだ様な感じになってた。
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でも調子悪い。
どうもCDI側に何度かリセットが掛かっているようなイメージもあったけど、原因はプラグキャップの破損。

アルモク号から赤いNGKのプラグキャップを取り出して、再チャレンジ。
今度はしっかり。

ただなぁ、、、なんか電気関係で何か気になる。
なんやろか。なんか気になる。

まぁ今日はえぇか。
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ま、お祭り前って楽しいね。 
気になるところが残ってない訳ではないけれども、眠かったのでやめておいた。
そういう時になんかしても、ロクなことはないから。


優さん、金曜日ツクバ練習中になんか問題でたらまた連絡頂戴な。
点火時期、YPVSは前回のツクバ仕様。
クイックシフターのDelayは1回(4msec位)、点火カットは12回(70msec位)、無効時間は100回(60msec位)です。
緩めの設定やね。
とはいってもサーキット仕様なんで、少々慣れは必要だと思います。
来るときにこの設定で走ってきたんだけど、街乗りだとショックも残るし、Delayはワンテンポの違和感が残る。

次回ツクバまでにはまたこの件について書きますわ。


サイタマ出た時は一時的に止んでいた雨も、途中ザーっと降り始めた。
雨の中高速で帰宅。
オイルポンプ大丈夫かな〜とか思いながらテッテケーと走る。
飯食って布団に入ったのは朝4時でした。
そこまでゴソゴソ遊べるって良いことだよね。 

久しぶりに乾燥機を使いました。
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