EUからイギリスが離脱は実際に最速で離脱するとしても2年以上掛かる訳でして、実はそんなに切迫した状況でもないのかなと思います。

この問題自体はまだ時間的猶予がある話ですが、ここから見えてくる大きな課題の方が心配ではあります。
世界中で大きなうねりを持つナショナリズム台頭のうねりは色々なところで表面化してきつつあり、それはアメリカの大統領選挙にまで影響しています。
グローバリズムによる受益、そしてその先が見えてきて、一旦揺り戻しが発生しているという意見がありますが、自分はこれが的を得ているなと思っています。 

今回は移民が大量発生した為にイギリス国民が「もう嫌だなぁ」って思ったことが発端になったと聞いてますけど、そうなると結局イスラム教過激派が原因の一端って事になりますか。
そりゃ、向こうではアチコチで人間爆弾テロとか起きてますし、欧州の不安は日本にいては分からないものがあったと思います。


で結局、これって過激派の思うつぼなんじゃないか?と思ったりなんだり。
イギリスは欧州離脱という形で終わって本当に良かったんでしょうか。
当事者じゃないのでわかりませんが。

どちらにせよ、キャメロン首相は歴史に名を残しましたね。
David_Cameron_official
悪い意味で・・・ですが。

それにしても宗教って本当に恐ろしい。
ある一定の倫理観の維持や、民族間のコンセンサスを得る為に大きな役割を果たす宗教ですが、都合よく戦争の理由にも使われている面もあります。


文明の大きな成果物であり必要不可欠なものであると共に、一方使い方を間違えると凶器として扱われることもある。
結局刃物や銃器と同じで、それを利用する人が試されますね。

どちらにせよ、今回のイギリス国民の結果は大阪都構想の時と同じで、本当に正しい選択だったのかと個人的には疑問です。
目先の利益を優先した様にしか思えませんが、次世代の若者にツケを払わせただけの様にも見えます。
個人的には、ですが。


まぁそんな事はどうでも良く、資本主義のコールタールにまみれた人間としてはこのビッグウェーブを迎えるにあたって為替ばっかり見ていたんですが、結局最後まで投票結果がどちらに傾くかわからなかったので不参加です。

予測としてはしばらく安全通貨回避の動きが続き、秋頃から揺り戻しが一旦始まると見てます。
来週以降は中央銀行の動きがまだ見えなく、どちらにせよ大荒れの動きなのでどちらの方向で入っても飛ばされるのは目に見えています。
暫くは放置ですね。