シマユウさんに「あの動画ってどうやって作ってるんですか?」とLINEで質問を受けた。
あの動画

やるのは簡単だけど、これ文字では説明でけんやろなぁ。
aviutil

車載動画にタイマー動画を重ねているだけ。
動画は30fpsで録画されてますから、分解能力は33msecになります。
このやり方ならかなり正確にラップタイムを測定できます。
今時時間がズレる動画撮影をするデバイスなんて無いでしょうし。

なんでこんな事やっていたのかっていうと、別にシマユウ選手に、1年ぶりのツクバでベストラップ出てまっせと伝えたかった訳ではありません。
新たな制御方式を考える為です。

いずれトライはするけど、SDRにガンマのスロポジを積むのは場所的に無理。
シマユウSDRにはつけられるだろうけど、自分のに付けてるのが結構厳しい。
レーサーは直キャブなので負圧センサーも取り付けられない。(取れなくはないけどうまく取れない見込み)

どうしようも無ければソフトウェアでなんとかするしかない。


前回、高回転領域で薄くするバーサーカーモードを搭載して不具合が出てしまい失敗。
バーサーカーならぬバーカーサーモードになってしまった。
次はもう少しカシコイサーにしたい。

今回は夏だし、改良して
シークゥァーサーモード
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にチャレンジしてみようかと思う。
ちなみにナンクルナイサーモードも考えている。
気分は島人。

それは冗談として。
前回のパワーチェックの反省点を踏まえて、制御を改良しようかと思う。
加速時にエアソレノイドのDuty制御をしなければええのかなと。

楽観的に考えると
パワーバンドはそもそも制御しておらず、ゲフゲフと濃い症状もあんまりない。
ここは考えなくて良い。

Duty制御しなければ、6,000rpmまではハーフでゲフゲフ。
全開時はDuty制御すると薄い。
サーキット走行で言えば、コーナリング中のパーシャル状態。
ここでDuty制御し、アクセルオン時に加速を始めるとDuty制御を切れば良い。
加速度に合わせてDuty比を下げていく形でええかな。



で、動画を作成していたのは、この加速中という状態を知るため。
RASCは現在100msec周期で制御をしている。
この100msec中にエンジン回転数をみれば加速中かどうかはある程度わかる。

例えば0〜7000rpmの間は、加減速無状態の時は現在の単純なDuty制御。
加速中はその加速の度合いによってDuty比を下げる。
まずはこんな感じで試してみようかなと。


あとちょっと気になったことが。
例のツクバの動画を見ていると、一回シフト抜けで1万3千回転まで回ってた。
ピストン壊れます。
TakeyanさんのアイディアでYPVSによるリミッター制御を入れてたけど、点火も切るべきやろなと思います。
1万2千回転あたりで点火カットしようかなと思ってます。



以下余談。

マイコンや組み込みプログラミングがエンタープライズと違って面白いところは、このキリキリした制限の多さ。
Amigaのメガデモみたいなものか。
そんな誰もわからんか。


Wikipedia引用
北欧をメインとするヨーロッパ地域にはcommodore64などを利用したコンピュータによる映像作品(デモ)を製作するデモシーンと呼ばれる文化が存在していたが、Amigaの登場によってデモシーンは大いに盛り上がった。メガデモとはAmigaの1MB足らずのフロッピーディスクに収まるデータでどれだけ秀逸なデモを製作できるかを競うものであり、現在に至るまでデモシーンの代名詞となっている。ヨーロッパで最も普及した機種はAmiga 500であったため、デモシーンにおいてもAmiga 500が基本となった。わずか8MHzのMC68000を搭載したAmiga 500が、CPU的にはその10倍以上の性能を持つPentiumやPowerPCを搭載したパソコンが主流となった1990年代中盤に至ってもデモシーンの中心たりえたのは、メガデモグループの技術力の高さとカスタムチップの賜物といえる。一方で、高品質なメガデモであればあるほどAmiga 500に極限まで最適化されていたため、それ以外の機種ではまともに動かなかったことが、Amiga 600などの後継機の普及を妨げた一因ともなった。