RGV250ΓのTM32SSのフロート室についているドレンボルトの形状が違う話の続き。
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なんで左と右でドレンボルトが違うのか。

これよく見たら簡単な話でして、ドレンボルトの仕事の違いがあるから。
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ドレンボルトを緩めると、まずフロート室下部からガソリンが排出される仕組みになっている。
ガソリンがオーバーフローした時に出てくるところね。
さらにボルトを緩めると、当然ながらドレンボルトのネジ穴からガソリンが漏れる。

ここで左右の違いを少々。
キャブ左ではドレンボルトはネジ穴を貫通してドレン排出口の蓋を閉じる。
キャブ右は貫通せずにドレン排出口を閉じる。
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キャブ左はこんな感じになる。
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このままだとキャブ左側はドレンボルトのネジ部分からガソリンが漏れる。
ので、ゴムパッキンが必要になる。

キャブ右はテーパー状のところでガソリンが止まる。
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なるほどなぁ。
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構造上、基本的にキャブ右側のドレンはゴムパッキンは不要。
左は必須。

まぁ基本的にどうでもよい話だけど、スッキリ。