ちょっと思い出しながらなので重複しつつも、ミクニの小型二輪用一体型インジェクションDCPの構想続き。

一般的なソレノイドコイルの制御には3ステートあって、それは以下の通り。
(1) 定常状態
(2) 保持状態
(3) 引込状態

参考:ソレノイドの技術説明(新電元)

定常状態ってのは、ソレノイドコイル内部のプランジャ(ピストン)が移動していない状態をここでは呼ぶとする。
この時、プランジャの反応速度を高める為に(無応答時間を短くする為に)プランジャが動作しない位で電流をコイルに流しておく。
保持状態はプランジャがばねの力に逆らって開き続ける状態。
引込状態は文字通りプランジャを引き込んでいる途中。

必要な電流値は仮にそれぞれの目標値を以下の様に置く。
- 引込:20A(なるべく大きな電流)
- 定常:0.5A
- 保持:1.0A
この辺はミクニの特許文章から引っ張ってきた適当な値なので、仮。


図に書くと以下の通り。
 dcp

マイコン側では、この3つの状態の為に目標電流値を測定してPWM(Pulse Width Module)制御を行う。
コイルに流れる電流値はマイコンのPWMによってFETをフィードバック制御して行う事になる。
そんなうまいこと行くかしら。


実際とはやや違う構成になるけど、概要は以下の通り。
dcps

R1は電流測定用の抵抗で秋月で売っているのは、超精密抵抗10mΩのものを選定。
これが定格1Wということで、W=I^2Rの方式から10Aが定格。 

仕様書を見ると、定格で運用すると160℃近くまで温度が上昇する。
定格運用上限は180℃とあるので大丈夫なんだろうけど、もうちょっと抑えないと。
r

Duty比50%とすると20Aで定格1W。
余裕をもって10A程度に抑えておく必要があるやろね。


実際、シミュレータ上では、コイルに流れる電流はかなり自由が効きそうな感じではある。
まぁあくまでシミュレータなので実世界でどうなるかはわかりませんけど。