土日に色々とデータが取れたので、RCDI2.2の改良前後の比較。
RCDI2.2の修正ファームウェアと、JMPピンの効果はさていかに。

ヤマハの純正CDIでは別の方法で入力を受けるので、緑白、赤白の線のうち、緑白がGNDに接続されています。
一方RCDIはピックアップの入力をフォトカプラで受けるので、デフォルトでは基板からフローティングしてありますが、基板に接地させる事も出来ます。
それがこのJMPピン。
これと、0.01uFのセラコンによってローパスフィルタが構成されるようになります。
IMG_2160

東北の御大が、RCDI2.2に上記両方の処置をして乗ったところ、

・特に中回転域でエンジン音は静かになった気がする
・単気筒らしいバラついたエンジン音から、バラつきノイズを取り去った感じ
純正CDIでも感じた6000辺りのガサつきが、軽減されてる気がする、滑らか

とのことで、違いはあった様です。
御大、テストありがとうございます。


実際、自分も土日のツクバ往復、埼玉往復で感じたのは、「普通」感。
以前よりも綺麗に回る。まぁこれだけ。
チャンバーを変えても印象は変わらないので、やっぱり点火起因の問題だったのかなとは思います。
もともとの基板が悪いだけなんで、良くなったというよりは普通になったという事です。

RCDIのバヤイ、変なタイミングでピックアップ信号が入ると7度固定進角で点火する事になってます。
2ストなので高回転になればなるほど遅角する必要がありますので、結果としてこの7度の固定進角で殆ど問題無くなり、うまく回ってしまいます。
たまに発生する、このわずかな点火時期の違いを正確に体感できる人は、よほど整備された車体を定期的に乗っている、認知バイアスの無い人位ですかね〜。


アナログ波形を取ったのでちょいと考察。

比較は同じRCDI2.2で、JMP有りとJMP無し。
rcdi22

どの車両でもピックアップの波形には一定のパターンがあるのが面白いね。
上図の矢印を見てみるとわかるように、指紋の様に毎回同じパターンができる。
これは微妙なローターの振れ、汚れ等で出てくるものだと思っていて、まさに個体差。

この基本的なブレに加えて、チョイチョイとノイズが乗る形で最終的な波形が出来上がる。

今回JMP有りと、JMP無しの波形を見比べてみたところ、ほんの僅かな信号の振れが少し収まっている様に思えます。
また、今回JMPピンを入れたところ、上記グラフでは見えませんが若干ピーク電圧(ヒゲ)が下がりました。
これらの要素が入って、信号としては綺麗になったという風に捉えています。

電圧が下がった件ですが、もう少し見て見ます。
アイドリング中の電圧が5V位低くなりました。
idle
48msec間隔なので、1300rpm位の波形です。
一応これでもフォトカプラは仕事をしている様です。
10msでサンプリングしているので、オシロの方でヒゲが取れてない可能性もあります。

ちなみに9000rpm超えている時の波形。
9300
10V、マイナス15V位。
こちらも5V位電圧が下がっている様です。
ピックアップの電源は、電力を供給する力が無いので、ナノレベルのコンデンサ一発で結構変わりますね。
まぁこの信号、ほぼヒゲですからね。

今回色々なデータが取れたので2017年度版RCDI2.3.1の基板ではアナログ回路的にももう少し考慮しようかと思います。
やらないといけないことは大体わかりました。