VJ22ガンマの初期型、最終型SPに投入されていたTM32SSキャブレターを今利用しているけど、長らくVガンを支えたキャブはTM30SS。
このキャブはスロットルバルブのところで横が28mm、縦が32个梁扮漾出口付近は34φという変な形をしている。
縦32个覆里TM32SSの針がそのまま使えるのはありがたい。
パワージェットは無くなっている。

楕円なのはなぜなのか。仮説としては以下の2点。
・アクセル1/4〜1/2でガツンと開く感触が無く、扱いやすい特性を狙っている
・横幅が狭くエアフローがジェットに集中しやすいので低負荷時に燃料を吸い出しやすい
よくわからんけど、恐らくTM32SSよりは楽そう。

2016年06月04日 13時05分、Takeyanさんが一遍の日記をSNSにあげた。
TM32SS用に調べたニードルの針の情報が細かく書かれていて、針毎の影響度が良く分かる資料だった。

んで、TM30SS導入を前に、自分もその数値とかその他の先人の方々が残したデータを元に、もう少し細かく考える事にした。
色々とジェットやらなんやらを手当たり次第に変える暇も部品もないので、事前に一旦整理しておこうかと。
以下自分用のメモ。


予め各データの引用元について記載しておきます。
Vガンマのキャブについての情報はこちらを参考→With VJ21FK
針の記号の意味はこちらを参考→XJ900の爽快チューン
メインジェットの穴径についてはこちらを参照→ksyellowmonkyのブログ
TakeyanさんのデータはSNS内。

色々なデータを公開してくださっている方々がいるので、組み合わせる事によってまた新しい知見が得られたりすると良いなと思います。
ありがとうございます。

まず最初にポイント
・針の変更はかなりインパクトがある変更。場所によってはクリップ段数2段変える位
・クリップ段数1段で、筒(ニードルジェット)7段位に相当
・メインジェットの面積はだいたい筒-針間の面積の35%位に収まるっぽい



手持ちの針は6FL-55と6GH-55。
針と筒。
IMG_3325

筒(ニードルジェット)の内部面積から、針の面積を引いたグラフは以下の通り。
筒はO-9を使っている。 
nj1
横軸はアクセル開度。

現在使っているFL針とGH針は随分と特性が違う。
F→Lとテーパーの変化が大きいのが良く分かる。
GH針はほぼ一直線。

ガンマの例を取れば、
TM32SSはFL針
TM30SSとTM34SSはGH針を使う。
直線的なGH針を楕円キャブであるTM30SSに使い、真円キャブのTM32SSにFL針を使うのはまぁ理解ができる。
TM34SSはなんでGH針にしたのかな。

で、Takeyanさんの日記は針-針間の相関までは載っていたんだけど、その他との相関もちょっと見てみる。
例えば、クリップの位置を変える、筒を変えるというのが、どの程度の変化を呼び起こすのかは以前から気になっていた。

上記のグラフに対して、O-8〜P-0まで筒を変化させてみる。
nj2
殆ど変化が無く見える。

筒を1丁〜2丁変えるのは微調整の範囲と分かる。

GH針のクリップ段数を変えてみる。
クリップは1段変えると1个諒儔修ある。
IMG_3324

クリップ段数を変えるとかなり大きな変化がある。
nj3
クリップ3段目を100%として、面積比はクリップ毎の開口面積比は以下の通り。
115.1% 107.6% 100.0% 92.3% 84.5%

先ほどの筒の変化と比較してみる。O-9を100%としてO-8、P-0との面積比は以下の通り。
101.1% 100.0% 98.9% 

つまりクリップ1段変更するという事は、おおよそ筒7番手位を変化させることと等しい事がわかる。


メインジェットとの関係を見てみる。
ksyellowmonkyさんのブログに記載のあった番手と実測穴径のデータから導き出した近似曲線を少々修正したものがこれ。
mikuni-mj
横軸はミクニMJ番手。縦軸は左軸が直径と右軸が面積。
ミクニは面積で番手が決まり、ケイヒンは直径で番手が決まるとかは良く言われているけれども、まぁそれを信じてみた場合の話。
このグラフだと、赤線を追って直径2.5个魯吋ぅ劵鵑250番、そのままX軸を見るとミクニ400番となる。

ここで、このメインジェットの穴面積と筒-針の面積を重ね合わせてみると以下の通り。
mikuni-mj-nj
今自分はMJ250を付けている訳だけど、アクセル半分も開けない内にMJの面積を超える。
当然円形のMJ、ドーナッツ型の筒-針の差、エアジェットによる空気の流入等があるので問題無いんだと思うけど、へぇ〜そうなんかと言った感じ。
ガンマのセッティングを見る限り、メインジェットと筒-針の面積はだいたい同じ。
もしかしたらだけど、筒-針間の面積がアクセル開度3〜4割位の面積が丁度良いのかも。(適当)


スズキマニュアルに記載がある内容をなんとか絵的に記載するとこんな感じ。
parts1
上記の色が濃い色の部分は回転数によらず支配的なジェットの部分。
ここでいう高回転とはパワーバンド手前付近から、ガンマなら7000rpmなので、SDRなら6000rpm相当になるかなと。
ガンマのパワーバンドが9000rpm〜13000rpm、SDRが7000rpm〜9000rpm位。
大体1.3〜1.4倍の差がある。排気量は1.6倍差(200/125)があるなんやけど、まぁ効率とかその辺考えるとそんなものかな。
なので、色が薄く出ているところはSDRで6000rpm位から効果があると考える。

アクセルを半分以上開けている時、主役はMJ、MAJだけど、回転数が高い時はNJも頑張るという事なので、やはり筒-針の隙間で制限されてはいるんやろね。

とりあえずこの辺はわかったので、自分の車体に合うようにもう一度セッティングを見直す事にする。