みんな白毫(びゃくごう)って知ってるかい。
TM32SSにもTM28SSについているアレですよ。あれ。
英語名はパワージェット。
うそ。
でもパワーはありそうやね。主に白毫的な意味で。
TM32SSについている白毫、、、じゃなかった、パワージェットってあんまり意味なくないか〜という風に思っていたんだけど、もうチョット試してみた。
とはいってもTM32SSは今SDRについているので、TM28SSでお試し。
パワージェットに負圧センサーを付けてみてみる。
写真の様につないでみた。
掃除機で吸ってみたところ、全く針が動かない。感度を最大にしてもピクリとも動きません。
負圧ゼロ。
いやぁ〜これはあれか、ダメか。
ところが手をスッとキャブにかざすといきなり負圧が発生。
そこで色々な手の形を作ってキャブにかざす。
あ〜なるほど・・・。
TM28SSやTM32SSについているパワージェットって、エアクリボックス有りが前提なんやろね。
今自分のSDRはエアクリボックスにちょいと細工がしてあるので、あんまりパワージェットが効かないのかも。
SDR200:なんちゃってパワフィルサイクロン仕様
で、どんな手の形が良かったとか、この辺は長くなるのでまた今度。
個人的な感想は、あのTM32SSやTM28SSについている大仏様の白毫は、
・パワージェットを生かすには少なくともファンネルは最低限必要
・ちょっとした吸気系の変更でパワージェットは死んだり生きたりする
・生きたところでどうという事はない(気がする)
そんな事がちょっと分かった。
【追記】
この白毫に対して気流が当たると負圧が発生してガソリンが出る(下左図)、という仕組みに加えて、そもそも気流が無いとしてもフロート内に対して負圧であった場合、ガソリンがニョロニョロ出てくるんじゃないか(下右図)という事です。
パカッと板で蓋をするとすんごい勢いでパワージェットの通路に負圧が掛かります。まぁ当たり前なんですが・・・。
実際に水でも入れて試せば良いのですが、まだこの掃除機壊す訳にもいかず試せてません。
【追記終わり】
イメージしていたレーサーとかのパワージェットはやっぱりもう少し違うんやろね。
ミクニ純正としてオプションでパワージェットは販売されてたりする。
以下はミクニのカタログ。
噴射量とかも調整可能。
eBayとかAmazonで2500円位なんですわ。
良い国ですねぇアメリカって・・・。(但し糞CA.除く)
その他、eBayでの説明など。
(ワイ訳)普通の30〜44φのフラットスライドキャブをパワージェットキャブにします。パワージェットは高回転時に燃料を供給し、メインジェットを25%位小さくできます。この結果、中間領域のセッティングが良くなり、全開領域のA/F比を改善し、より多くのパワーと燃費、高回転でのsiezureの機会を低減させます。
Seizureの意味は良く分からない。想像では不具合。
んで、見ての通りパワージェットはドカンとボアの真ん中に鎮座してます。
ミクニ本体では、現在ハーレー用のキャブしか売ってませんが、ミクニのアメリカアフターマーケット専用のサイト、mikunipower.comでは補修用パーツが今でも(一部)売っています。
ここにはTM Flat Slideキャブのパーツカタログもあるのですが、それを見るとTMキャブにはそもそもパワージェット用のボスがあらかじめ準備されている事がわかります。
ここに差し込むんですね。
ちなみになんですが、このキャブって殆ど3XV後期のキャブと同じですよね・・・?
こう、ブスッっと刺す感じとか。
ドイツ人のオッサンが無理やりDT125に付けている例はこちら。
YAMAHA DT125 209cm3
ちょっと話が逸れるけど、ちなみにこのブログのオッサンは本当に楽しくDTを弄っている。
色々と考えるツボとか丁寧さがアメリカ大陸とはちょっと違う。
アメリカ人とドイツ人なら同盟結ぶならやっぱりドイツやろなぁと、この手のブログとか見ていると思う。
ドイツ語分からんけど。
あ、二等兵、ここで出てこなくて良いです
気配を察知したので念の為・・・。
ちなみにですが、電装化されたパワージェットも純正であったらしく、ドイツで売ってました。
www.scooter-center.com
レアものですね。
(ワイ訳)電子化パワージェットキットです。ハンドルバーに付けたスイッチか、排気ガス温度計と一緒に組み合わせて使う必要があります。(訳者注:何らかのオンオフスイッチが必要と言いたい)
必要に応じてエンジンを効率よく冷却する為に様々なジェットが含まれます。
排気ガス温度計を使用すると、シリンダーの温度を監視しつつ、必要に応じて燃料を追加して損傷を避けることができます。
パワージェットが既にある場合は交換、もしくはアダプタを電子パワージェットに適合させるために改造(integrated)する必要があります。
パワージェットが無い場合は、フロートチャンバーに穴あけが必要です。
お品物には装着に必要なすべての部品が含まれています。
ヤッスイなら記念に一発買いたいなと思って値段見たら148.99€。たけぇ・・・。
一応シッピング可能っぽいけど、2.5万位にはなろう。
昨日009で負けたから手が出せん。パチに2.5万は出せても、ソレノイドに2.5万はだせん。
ヤマハTZ250のFUEL CUT SOLENOID と同じだろうと思って値段みてみると1万6千円でまだ売っていた。
キャブレターアッシーで3万9千円なので、単体買いはアホ臭すぎるのでては出さないけど。
いやしかし新品で買えるうちに買っておくべきだろうか。
多分買わないな・・・。
で、なんだかんだいって、TZ250(5KE)のキャブ、3XV後期のキャブ、ミクニのカタログに載っている最後のTMキャブはほぼ同じものなんで、これがミクニ2スト用キャブの最終系なんかな。
どれにしてもほぼレース用なんで、街乗りSDRにはあんまり参考にならなかもですが。
TM32SSにもTM28SSについているアレですよ。あれ。
英語名はパワージェット。
うそ。
でもパワーはありそうやね。主に白毫的な意味で。
TM32SSについている白毫、、、じゃなかった、パワージェットってあんまり意味なくないか〜という風に思っていたんだけど、もうチョット試してみた。
とはいってもTM32SSは今SDRについているので、TM28SSでお試し。
パワージェットに負圧センサーを付けてみてみる。
写真の様につないでみた。
掃除機で吸ってみたところ、全く針が動かない。感度を最大にしてもピクリとも動きません。
負圧ゼロ。
いやぁ〜これはあれか、ダメか。
ところが手をスッとキャブにかざすといきなり負圧が発生。
そこで色々な手の形を作ってキャブにかざす。
あ〜なるほど・・・。
TM28SSやTM32SSについているパワージェットって、エアクリボックス有りが前提なんやろね。
今自分のSDRはエアクリボックスにちょいと細工がしてあるので、あんまりパワージェットが効かないのかも。
SDR200:なんちゃってパワフィルサイクロン仕様
で、どんな手の形が良かったとか、この辺は長くなるのでまた今度。
個人的な感想は、あのTM32SSやTM28SSについている大仏様の白毫は、
・パワージェットを生かすには少なくともファンネルは最低限必要
・ちょっとした吸気系の変更でパワージェットは死んだり生きたりする
・生きたところでどうという事はない(気がする)
そんな事がちょっと分かった。
【追記】
この白毫に対して気流が当たると負圧が発生してガソリンが出る(下左図)、という仕組みに加えて、そもそも気流が無いとしてもフロート内に対して負圧であった場合、ガソリンがニョロニョロ出てくるんじゃないか(下右図)という事です。
パカッと板で蓋をするとすんごい勢いでパワージェットの通路に負圧が掛かります。まぁ当たり前なんですが・・・。
実際に水でも入れて試せば良いのですが、まだこの掃除機壊す訳にもいかず試せてません。
【追記終わり】
イメージしていたレーサーとかのパワージェットはやっぱりもう少し違うんやろね。
ミクニ純正としてオプションでパワージェットは販売されてたりする。
以下はミクニのカタログ。
(ワイ訳)POSER JET KIT (MK-406)とある。
パワージェットキットは2ストロークエンジン用のキットで、中間領域のスロットルレスポンスと全開領域での燃料供給量を向上させ、特にスノーモービルに適しています。バイクとスノーモービル用のVM/TMキャブで簡単に装着できます。
噴射量とかも調整可能。
eBayとかAmazonで2500円位なんですわ。
良い国ですねぇアメリカって・・・。(但し糞CA.除く)
その他、eBayでの説明など。
Converts standard round or flat slide carbs from 30-44 mm to power jet carbs.Power jets deliver fuel at high RPM’s allowing a reduction in the main jet of about 25%.This yields a better mid-range setting and better fuel-air mixture at the top end for more power and improved economy (mpg) and less chance of high rpm siezure.We are an authorized Mikuni dealer.
(ワイ訳)普通の30〜44φのフラットスライドキャブをパワージェットキャブにします。パワージェットは高回転時に燃料を供給し、メインジェットを25%位小さくできます。この結果、中間領域のセッティングが良くなり、全開領域のA/F比を改善し、より多くのパワーと燃費、高回転でのsiezureの機会を低減させます。
Seizureの意味は良く分からない。想像では不具合。
んで、見ての通りパワージェットはドカンとボアの真ん中に鎮座してます。
ミクニ本体では、現在ハーレー用のキャブしか売ってませんが、ミクニのアメリカアフターマーケット専用のサイト、mikunipower.comでは補修用パーツが今でも(一部)売っています。
ここにはTM Flat Slideキャブのパーツカタログもあるのですが、それを見るとTMキャブにはそもそもパワージェット用のボスがあらかじめ準備されている事がわかります。
ここに差し込むんですね。
ちなみになんですが、このキャブって殆ど3XV後期のキャブと同じですよね・・・?
こう、ブスッっと刺す感じとか。
ドイツ人のオッサンが無理やりDT125に付けている例はこちら。
YAMAHA DT125 209cm3
ちょっと話が逸れるけど、ちなみにこのブログのオッサンは本当に楽しくDTを弄っている。
色々と考えるツボとか丁寧さがアメリカ大陸とはちょっと違う。
アメリカ人とドイツ人なら同盟結ぶならやっぱりドイツやろなぁと、この手のブログとか見ていると思う。
ドイツ語分からんけど。
あ、二等兵、ここで出てこなくて良いです
気配を察知したので念の為・・・。
ちなみにですが、電装化されたパワージェットも純正であったらしく、ドイツで売ってました。
www.scooter-center.com
レアものですね。
Powerjet retrofitting kit with electronic activation. Should be used in combination with a switch on the handlebar, as well an exhaust gas thermometer. Included in delivery are various jets in order to cool down the engine effectively, if necessary.Via the exhaust gas thermometer, you can monitor the cylinder’s temperature and enrich the fuel-air mixture to avoid damage, when required.The existing Powerjet on the carb needs to be replaced, or an adapter needs to be integrated to fit the electronic Powerjet. For carburettors without standard Powerjet preparation, drilling of the float chamber is necessary which enables connection of the latter to the Powerjet. Included in delivery are all required parts for installation.
(ワイ訳)電子化パワージェットキットです。ハンドルバーに付けたスイッチか、排気ガス温度計と一緒に組み合わせて使う必要があります。(訳者注:何らかのオンオフスイッチが必要と言いたい)
必要に応じてエンジンを効率よく冷却する為に様々なジェットが含まれます。
排気ガス温度計を使用すると、シリンダーの温度を監視しつつ、必要に応じて燃料を追加して損傷を避けることができます。
パワージェットが既にある場合は交換、もしくはアダプタを電子パワージェットに適合させるために改造(integrated)する必要があります。
パワージェットが無い場合は、フロートチャンバーに穴あけが必要です。
お品物には装着に必要なすべての部品が含まれています。
ヤッスイなら記念に一発買いたいなと思って値段見たら148.99€。たけぇ・・・。
一応シッピング可能っぽいけど、2.5万位にはなろう。
昨日009で負けたから手が出せん。パチに2.5万は出せても、ソレノイドに2.5万はだせん。
しかし、もともとはこの商品、125.20€なんだけど、無慈悲な19%VAT(消費税)が加算される。
ドイツ消費税たけぇよ・・・。
(ちなみにですが、ドイツの消費税導入は成功事例として世界的に高い評価を受けています。一方日本の消費税は以下略)
ドイツ消費税たけぇよ・・・。
(ちなみにですが、ドイツの消費税導入は成功事例として世界的に高い評価を受けています。一方日本の消費税は以下略)
ヤマハTZ250のFUEL CUT SOLENOID と同じだろうと思って値段みてみると1万6千円でまだ売っていた。
キャブレターアッシーで3万9千円なので、単体買いはアホ臭すぎるのでては出さないけど。
いやしかし新品で買えるうちに買っておくべきだろうか。
多分買わないな・・・。
で、なんだかんだいって、TZ250(5KE)のキャブ、3XV後期のキャブ、ミクニのカタログに載っている最後のTMキャブはほぼ同じものなんで、これがミクニ2スト用キャブの最終系なんかな。
どれにしてもほぼレース用なんで、街乗りSDRにはあんまり参考にならなかもですが。
コメント
コメント一覧 (12)
ドイツ人と日本人は職人気質(変態クオリティ)が似ているので、
親和性が高いんだそうですよ。
なんか、細かいところが似てる気がするよ。
でもドイツ語難しいよ、Google翻訳しても難しいよ。
センター出しにもなってますんで、一旦ホース内に充填しさえすれば、TM28SSやTM32SSの様な応答遅れが少ないんだと思います。
>high rpm siezure
何の発作でしょうね(;^_^A 焼き付きとかデトネ等の不具合を指してるのかな~?
SNSの方も含めてPower Jet、消化しきれてません。
SDRのエアクリボックス、アルモクさんちに置いてきているのが悔やまれる・・・。
多分エアクリボックスがあればもっと正確に見れたのになぁと。
Siezure、セイジュァと発音するようですが初耳でした。
まぁなんしかの不具合でしょうね。
レベル:9
学校レベル:大学院以上の水準
英検:1級以上合格に覚えておきたい単語
TOEICスコア:950以上取得に覚えておきたい単語
まぁ自分には一生縁のない単語、ですかね〜。
且つ、突き出し量が少なすぎて先端での気流剥離が少ないからっす。
前にも紹介したかもしれませんが、簡単にわかる実験画像貼っときますね。
http://www.jsme-fed.org/experiment/2013_8/003.html
掃除機でのテストで、手を翳すと負圧が高まったのは、もしかしたら流速が速くなったのでは無くトータルでの流量(吸込み量)が下がったためにPWJにも負圧が掛かった可能性が有ります。
つまりどちらも正なんだって事で理解してますが、追加の要因は負圧が足りんって事ですよね。追記しときました。
今々いえる事は純正エアクリBOX付けたらそれなりに吸うと思ってます・・・多分。
手で覆うとジャブジャブですし。
(アクセル開度とか追加の次元の話はいったんおいといて)
お暇な時にでもまた突っ込んでくださいな・・・
ドイツ人と日本人て自動車関連については考え方が似ているようで結構隔たりがあるなぁと思います。
何が何でも壊れないように設計して,それでも壊れた時に補修が安く済むように子部品設定する日本。
「機械なんていつか壊れるのは当たり前」という前提のもと,壊れる前に予防整備で交換する前提で設計,交換作業に作業者要因のバラつきが出ないようにASSY部品だけ設定して作業の単純化を図るドイツ。
どっちが良いかは考え方次第なのですが,根本的な設計思想の違いなので結構相容れない部分です。
それはそうと,電装化PWJなんていよいよDCPの出番ですね!?とか思ってみたり見なかったり。
DCPの【追加】インジェクション用途、それしかないですよね〜やっぱり・・・
レーサーなら場所もあるんでできるかもしれないですよ。
でも自分の車体でできないと開発が進まないっていうジレンマが。
ドイツの話は戦時中の話、南欧等のマーケットの2点がキーになりそうです。
日本の製造業は自動車に限らずよくよくトヨタ方式に統一されちゃってますから、日本流の思想というよりはどちらかと言えばトヨタ思想と思いたいです。
だが三○てめーだけは駄目だ
気になるのはWRのシリンダーにボスナー辺りのピストン組み込んでるのと、バンシー辺りのロングクランクをどうこうしようとしてるところかな、ドイツ語わかる人いないのかしらね?
日本語で読めるよ〜
この先はウェブで・・・
ドイツ人凄いですよね。下記HPなんて、これだけの情報を惜しげも無く公開してるなんて
「ドイツの技術力は世界一ィィィ!」と感じました。
http://www.mintelonline.de/
私は、下記ファイルを活用させて貰っています。
http://www.mintelonline.de/Dokumente/Technik/Vergaser/Mikuni_Nadeln.xls
TMキャブ、イイですよね。
情報ありがとうーゥゥゥゥゥ!ございます。
一遍のエントリー上げました。