ヨレにヨレてパワージェットとかどうやねんという話に発展してたのはなぜか。

それはコイツの使い方がナンボ考えても、パワージェットの制御とかに使うべきものの様な気がしてたから。
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もともとは流選手のご用件であったラム圧感知制御装置だったんだけど、、、。
意外とオモロそうなので、もうちょっと考え中な感じ。
実はラム圧もそうなんだけど、キャブレターも含めて意外と自分でも「きっとそうなんじゃないの?」で進めている部分が大きい。
様々な要因が絡み合って出来ている部分なんだけど、乗ってみて「こんな感じじゃないの?」てな感じで最終出力を頼りに各パラメータを調整している。

この間TM32SSのセッティングを変更した。
TM32SS セッティングの歴史
MAJ:0.6 → 0.7
PJ:27.5 → 29
PAJ:1.3 → 1.4
少し前までの自分だったら、PJ大きくしてPAJ小さくしているのはなんで?とか思うだろうけど、、、。
今の理解はPJが吹く燃料をどのような状況下で削るのかってのがPAJなので、今回課題だった
・回転数大、アクセル閉状態での燃調が薄い
・アクセル1/4-1/2中間域が濃い
の2点は上記の設定変更で修正できるんじゃないかと考えたけど、まぁ結果として大体あってた。
ここはスズキのマニュアル様々なのですが。
TM32SSはPWJ1、PWJ2、MJ、MAJ、NJ、JN、PAJ、PJ、と3倍満キャブレターの珍しい作りで、かなりの変数があり結果からひも解くのはほぼ不可能で、各仕組みをよく理解する必要があります。
密かに裏ドラも乗っている様な気もしますが。


今回のパワージェット、ラム圧、エアジェットコントローラ、負圧センサー、どれもこれもTMキャブレターという装置の理解度がほんの僅かだけど進んだ気がする。
色々情報をくれた皆さんありがとうございます。

少し話を戻して、、、
この基盤は既に流さん始めラム圧BOXを使っている人達の「ラム圧が高まった時にガソリンタンクに送る空気の経路を止める」というご用件は満たせる。
物理スイッチ、ラム圧、回転数の3つの入力があって、どれをどのように組み合わせてもFETで12Vを供給するプログラムが書ける。
流さんは物理スイッチでやりたい様なので、ラム圧はメーター位になるのかもしれないけど、、、。
なのでそちらはそちらで(流さんが良ければ)進めるとして、もう一方、何かに使えればなとは思っています。
イメージ的にはこんなスケジュールになるのかな。 
roadmap
どのみち今の基板は7枚あるので、なんかに使わないと勿体ないんで・・・。
という事で3枚目と4枚目の制作開始。
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流さん含め、壊れる事も含めての実験基板なんで、これでちょいと遊んでくれることを期待しています。


ソフトウェアの残件は、タコメータ実装部分。
その他制御に関してはとりあえずFIXで。回転数はいったん見ない。