TM32SSのセッティングもそこそこ見えて来たし、クラッチやらなんやら心配なところは直した。
ピストリードバルブ用のPROXピストンを入れた腹黒エンジン、ようやくまともになったという事でパワーチェックに行ってみた。
ついでにアルモクさんにも声を掛けて、TM30SSのセッティングが終わったので様子を見てみる事にした。
アルモクさんのSDRはランツァエンジンが搭載されていて、TM32SSだと悪いところがどこかよくわからなくなるって事でランツァ用の純正キャブレターTM30SSがついている。
ここらで一発様子見って事で。

テストはもちろん、2りんかん和光。
FUCHS製ダイノマシンを日本で一番ブイブイ言わせているのは自分だと思います
正直言えば別に2りんかん和光でなくても良いんです。この人が測定してくれれば。
パワーチェックって人が変わると数値も変わるってのもあるし、やっぱり2ストNSR乗りの人に測定して貰えるってのも大事な要素かなと。

ま話を戻して。
低速側が薄いのか、2速7000rpmでハンチングが発生していたから、午前中に対処。
IMG_3898

アクセルを開けていない状態で7000rpm回して薄いので、まぁこれはニードルジェットかなと思い、P-2の筒を買いました。
P-0からP-2への変更。
IMG_3897
 
筒を太くしても全開時特性には影響しないので、パワーチェックには影響しない。
なんかあればRASC(Air Solenoid Controler) でシバけばよいだけの話。
ついでにRASCのバーカーサーモード(バーサーカーだっけ)も試すので、メインジェットも気持ちだけ上げて260番にしといた。
IMG_3899
ゴムが腐っているドレンも新品交換。

RASCも新しい制御で更新。
IMG_3900
今回は9000rpmから徐々に燃料をカットしていく様にしてみた。

ソースはこんな感じ(抜粋)
/* Version 0.6 */
if( !berserker_mode ) {
if     (20 <= gRPM && gRPM < 30 ) {duty= (    0 +((dutyA -    0)*(gRPM-20))/10); }
else if(30 <= gRPM && gRPM < 60 ) {duty= (dutyA +((dutyB -dutyA)*(gRPM-30))/30); }
else if(60 <= gRPM && gRPM < 70 ) {duty= (dutyB +((    0 -dutyB)*(gRPM-60))/10); }
} else { // berserker_mode is ON
if     (20 <= gRPM && gRPM < 30 ) {duty= (    0 +((dutyA -    0)*(gRPM-20))/10); }
else if(30 <= gRPM && gRPM < 60 ) {duty= (dutyA +((dutyB -dutyA)*(gRPM-30))/30); }
else if(60 <= gRPM && gRPM < 70 ) {duty= (dutyB +((    0 -dutyB)*(gRPM-60))/10); }

else if(90 <= gRPM && gRPM < 110) {duty= (    0 +((dutyC -    0)*(gRPM-80))/20) /2; }
else if(110<= gRPM) {duty=dutyC/2;}
}
 
バーサーカーモードオンで、3Krpm/6Krpmと11Krpmが調整幅。

さて時間になったので出発。
走り出してわかる、燃料濃い目な感じ。
トルク感があり少し回転が重いけど、RASCで絞ると軽くなった。

2りんかんに到着すると、スタスタとテリーかのうさんが歩いてきた。
2rinkanwako

SDR二台で予約入れていたので「あぁあの2台か」と察していたらしい。
いつもボロバイクですんません。

程なくしてアルモクさんも到着。
今日もバイクが沢山来ている。
IMG_3914

で、計測。
もう別段感動もない景色だけど、やっぱりワクワクしますな。
IMG_3907

RASCの設定は
一回目、3K 15%、6K 15%、10K 25%位のDuty比。
二回目、それぞれ0%、0%、0%でお願いしました。

いつもの光景。
IMG_3910

調子よさそうに回っているんで、プラプラとタバコを吸いに行った。
するとかのうさんが喫煙所までやってきて「2回目なにか引っかかるんだけど」と仰せ。
RASCを絞る方向なので、結果として濃いだけなので、気にせず回してくださいな、とお願いしたところ遠慮なくブン回してくれました。

結果。
腹黒エンジン PROX +0.75丱團好肇(37F)
SBJチャンバー(フランジ部未加工)
TM32SS+RASC
170219_1657_002
青線が全閉じ、赤線が馬鹿モード。
ちらも34hp/8600rpmてなところ。
ちなみにTM28SS、ノーマルピストン、SBJチャンバーの結果はこちら。
170219_1657_002
 
RASCの3K、6Kに変化が無いのは全開測定なので想定内。この辺ってコーナリング中とかのアクセル開度1/2位のフィーリング改善はするけど、アクセル全開時にはあんまり関係しないのよね・・・。

しかし馬鹿モードは効いたらしく9500rpmで終了している。
前述のソースコードを見ればわかるけど、今回は9000rpmから11000rpmに掛けて勾配を付けてDuty比を上げていく。
9500rpmという比較的早い段階なので、Duty10%ってところ。
この領域ではかなり効く様子。
メインエアソレノイドジェット換算で0.05番〜0.1番手位なんやけどね。
埼玉の巨神イデサンのコメントからも馬鹿モードは高回転域ではかなり薄くなる印象だったので、まぁそんなものなのかもしれない。

かのうさん、アルモクさんとアーダコーダと話をしたけど、やっぱりパワージェットでもっとダブダブにした方がええのかもね、という話になった。
RASCを詰める前提だと、MJを大きくして、RASCで回転数によって絞る様な感じでも良いかもな〜とは思う。
TM28SSにはついてなくて、TM32SSについている、いわゆるPWJ2、これを取っ払うのでも良いかもな〜とも思ったりする。
以前見た時は、かなりタラタラとパワージェットが効いてくる様子が観察できた。
今度外してみようかな。
ちなみにTZ125(4JT)はPWJ1しかついてなくて、60番が入っていました。
その話はまた今度。


自分的にはPROXの37F用ピストンでも全然問題無い事が分かったのは一つ収穫。
アルモクさんのスーパーブラックチャンバーの出来が良いのと、後チャンバーフランジ部分に余力を残してRilassaru号過去最高レベルの出力を得たのも良かった。



そしてアルモクさんのSDR230ランツァが入場。
IMG_3912

ちなみにこの後タラタラ走って帰った後のプラグ。
IMG_3916
純正並みに黒くなりました。

つづく。