これは個人的な活動記録なんで、この通りやっても動かんとかそういうのは聞けません。

2017年05月04日 RCDI RZ250R(7): β版実装して実走した
の続き。

前回、とりあえず作ってSDRに付けてみたところ、課題は2点あった。
1)低回転でアナログ点火していてマイコン点火していない場合が多い
2)回転数が上がると点火タイミングが早くなる

対処方法は次の通り。
1)については、Timer1のプリスケーラを倍にして500rpmまでフォローすることにした。
2)については既知の問題だったので、対処するだけ。

PICマイコンのファームウェア側はTimer1のプリスケーラを4倍から8倍に変更。
その周辺も修正。
これに合わせてPC側ソフトウェアの方も修正した。

時間のかかる処理を時間が掛かっても良い部分に移動した事によって、ピックアップ信号による割り込み処理がかなり短縮されたので、その調整を行う。
IMG_4675
調整はある程度目処を付けてから実測。
PIC12F1822を使ったパルスジェネレーターを使ってピックアップ信号を入れ、サイリスタのゲート信号を見る。
数値を何度か修正して、これを実態と合うようにした。
12000rpmまで回しても大丈夫な事は確認。綺麗に進角してた。

んでプログラムを書き込んでみる。
IMG_4677

タイミングライトを当てた結果がこちら。


20度固定進角の時
ig01

10度固定進角の時
ig02

回転数が2000rpmを超えたあたりからまともで、進角の校正が上手く行ったことが分かる。

ただし、アイドリング中は余り変わっていない。
ig03

問題は2点あって、一つ目はピックアップ信号が取れていない事。二つ目はふらつく事。
例えば10度進角の場合、15度進角する。

ピックアップ信号が取れてない件は、恐らくハードウェア側の問題だと予想。
低回転時に信号が取れていない。
定格を厳しく見過ぎたと思う。(後日そうでも無い事が判明)

試しにピックアップ信号をオシロで取ってみた。
タンク開けるのが面倒なのでヘッドライトから配線取って測定。
IMG_4682

アイドリング付近。
IMAG001

6600rpm付近。波形がいびつなのはたまたまスナップショットを取ったタイミングの問題。
IMAG002

これをプロットして近似曲線を付与したものがこれ。
pugraph

マイナス側は y = 0.002x + 7.0588
プラス側は y = 0.015x + 4.7078
固体差はあると思う。大事なのは30V前後位が上限ってところ。
RZはまた違うと思う。

マイコンはマイナス側を使うので、1000rpmでは9V位になる。
これを820Ωの抵抗で制限するので11mA位は流れる計算。
ただし、これはほんの一瞬。
フォトカプラは瞬間的には1A位流しても良いので、抵抗はもう少し低くしても良いと思う。
12000rpmでは30V。830Ωでは36mA。
TLP621(データシート)の定格は流しっぱなし50mAで、パルスは1A。

なぜプラス側がちゃんと取れているのかも検証。
プラス側の電流制限抵抗は330Ω。
1000rpmでは18.8mA、12000rpmでは66.7mA。
つまり倍近くの電流を流すことになる。
これならしっかりと信号が取れている
どうやら16mA位あれば大丈夫っぽい。

マイナス側は500Ω位で良かったな。ビビり過ぎた。

SDRの場合、保険のプラス信号があってそれが上手く機能しているので、今まで特に問題は無かったんだけど、RZRに対応しようとすると定格は見直さないといけない。
1000rpmで20mA程度を目標にすればいいのかな。

次に回転がふらつく問題。
これはPC側の書き込みソフトの問題。
SDRでは特段問題にならないので、まぁこの辺にしといてこれはRZな人に任せよう・・・。
気が向いたら考えよう・・・。


ナンバープレートがひび割れ。
IMG_4683

両方割れてる。
IMG_4684

でかいワッシャーを取り付けておいた。でもいつまでもつかな。
IMG_4685

久しぶりにガロミドルを打つ。
1000円かからず単発到来。
IMG_4686

即ヤメで北斗7。直ぐに揃うも単発。
IMG_4687

うーん、、、。