プロローグ

ドッドッ、ドドッドッ、ドッドッ、ドドッドッ
R1-ZPS
鶴さんの息子、K君は、自分の愛車R1-Zが、アプリリアRS250バリの70psは出てるという。
なんで、パワーチェック前にジュースかけて、あてっこしようという事になった。
利楽猿 40ps、鶴さん42ps、K君、45psの予想。70psちゃうんかーい。
実は40ps出てないんじゃないかって思ったんだけど。

R1-ZにRCDI取り付け断念

今日は横浜の鶴先生が、「RCDIを息子(K君)のR1-Zで試すか〜?」と言ってくれたので、是非にと来てもらった。
来てもらったら直ぐに作業に取り掛かれるように、事前に入念に作業を行う。
3XCのCDIは写真とか結構転がっているので、カプラ等の形状は分かっている。
YPCの防水コネクタ。
昔のヤマハでは結構使われているタイプ。
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先にボムを通してギポシを加締め、装着する。
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まま、簡単。
んでこの辺までは作っておいた。
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マップは純正相当とミハラ相当と思われるものを入れておいた。

時間になり、鶴さん親子が登場。
しかし、親子でバイクに乗って遊びに行くって、素晴らしいよね。
息子さんも鶴さんと同じで、まぁ機嫌の良い人でした。
大事よね。
なんかあったらまず否定から入る人とかのネガティブな人は、話していると面倒臭くなるんだけど、機嫌の良い人はポジティブなんで話してて楽しいね。

とりあえず採寸の為に純正CDIを外す。
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RCDIの取り付けステー用。

CDIは初期型なので45馬力のもの。
端子などは正直状態が悪い。塗れて放置されたかな。
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ん??

なんか防水カプラがない。
そのかわり見たことのないものになっている・・・90型の3線と2線。
HMシリーズの90型かな。
バイク量販店はHMシリーズ取り扱いあるから、それ使ったのかもなぁ・・・。

聞いてみると、購入してからは何にも触ってないって事だったので、前のユーザーが弄っている様子。
参ったなぁ。

このタイプのカプラは無いし、YPCのハーネス側のカプラも無い。
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Facebookのヤマハ2スト電装友の会にある写真をもう一度見る。
やっぱり違う。

とりあえず鶴さんと2人で足立区のNAPSと2りんかんを急遽回ってみたんだけど、YPCの防水カプラは無かった。
ぶっちぎってその辺のカプラを付けようか、相当悩んだんだけど、配線は切れば切るほど短くなるし、ちゃんと部品用意してからやった方が良いと思ってやめておいた。

スイッチ押す?

ちょっと話はそれるけど、鶴さんと走っている時に、嬉しそうに「スイッチ押す?スイッチ」と聞いてくる。
アルモクさんもランツァのセルモーターを指差しながら「スイッチ押す?」と聞いてくるが、まさか鶴さんまでスイッチアピール。

スイッチ押すとビクスクのファンが回るという・・・。
デカイラジエターにデカイファン。
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凄い。これなら砂漠でも走れそうだ。

キルスイッチでOFFを押すとファンが回る。
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K君(息子)が、なんでオフでオンやねん、というツッコミを入れてたけど、これは「我慢オフスイッチ」つまり、暑くて暑くてたまらない、もう我慢できない!って時に押すものなので間違っていない。

配線

それにしてもこのR1-Zの配線は、、、。うーん。
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自分的にはちと理解に苦しむレベルの配線。
特にショップに付けて貰ったというETCの配線が酷い。
まず配線がやたら長くてぐるぐる巻いているところ。
次にその配線を収める為に、なんとバッテリーにとりけるリレー2個を外してブラブラさせてたところ。
素人以下の仕業。もうここ二度と行ったらアカンよ・・・。
ちょいちょいと修正してしまう。


ま、ええわ。


このR1-Zはかなり手が入っている。
・腰上、腰下フルオーバーホール(1,200卅行)
・0.25オーバーサイズピストン、WPC加工
・1KTキャブ、スカスカパワフィル(これは変えた方が良いです)
・止めはK2TEC製のステンレス ストリートチャンバー

これは走らない方がおかしい。
普通にやっても50馬力近くは出るはず。

ちとエンジンかけてみる。
ちとアクセルを急開してみる。

ん・・・?


んんん〜?

「これ、キャブセッティング弄ってるの?」と聞くと、濃い感じがする、プラグが黒いとかで、薄目にしているそうで。

ふむ、なるほどなるほど。
とりあえず和光2りんかんに移動開始。

K君は高速は今日が初めてらしいので、タラタラと走る。
でも20代の人間が2スト乗っているって良いよね。
今の内乗らないと、無くなっちゃうからね。

一回自分で乗ってきて

2りんかんに到着して、パワーチェックの順番が来た。
狩野さんがK君に説明しているところにスタスタと歩いて行ったら、「お、そういうこと、急に緊張してきた」という。
なぜ緊張するのか。
それはきっと毎回漫画を描かれるからだろう。
今回は書かへんです。

ここで最初に戻る。
K君はRS250バリの70psは出てるという。
なんで、パワーチェック前にジュースかけて、あてっこしようという事になった。

利楽猿 40ps、鶴さん42ps、K君、45psの予想。
実は40ps出てないんじゃないかって思ったんだけど。


で測定開始。
IMG_5448

ぶわぁ〜ん、パスン

ぶわぁ〜ん、パン、パスン

薄い。
狩野さんは何とか全開に出来るところを見つける為に、色々なギアや回転を見ている。
んでも多分駄目だろう。

ここまで見て、自分はタバコを吸いに行った。
一服して帰ってくると狩野さんが「今すぐメインジェット変えられます?」と聞くが、ジェット類も持っていないし、直ぐには変えられない。

どうする?って事で、一応取れるだけ取ってみてくださいとお願いした。
グニャングニャンのパワーカーブ見るのも勉強でしょう。

そこからは狩野さんの職人芸が炸裂。
2ストロークラバー、NSR一筋の職人が、微妙なアクセルワークで失火ギリギリのところでアクセルを開けていく。

ぶわぁ〜ん、パス、ぶわ〜ん

測定終了。
狩野さん、
街乗りでもう少し煮詰めてから来てください(笑)

そして今日の名言を残す。

kano
(画像はイメージです。実際の団体、人物とはなんら関係がありません)
すんません、乗る前になんとなく気が付いてたんだな、、、これが。

鶴さんが言う。
「猿さんとパワーチェック行ったら、結果回収されて、その日の内に全世界に発信されるぞ」
ええ。発信します。ありがとうございます。

結果はこれ。
170709_1608_002
あ〜全然ですねぇと言うと、そらアクセル4割位しか開けてませんから、と狩野さん。

まぁ停車状態でアクセル煽ってパンパン調子よく吹けても、こんなもんですよ。



しかしこの車体、多分キャブ設定でこれの倍の馬力は絶対出ます。
なんか機械の音が良いんですよ。音が。雰囲気がある。
エンジンオーバーホールはかなりいい具合の様な気がする。
なので、変なところに投資せず、足とキャブキッチリやったら、特別楽しい3XCが出来ると思います。
狩野さんも、これは(馬力)出ると思います、と言ってたし。

さて。
K君はちょっと落ち込んでいた様子。
でもパワーチェックやっといて良かったとのこと。
K君の定性的な感覚、パワーチェックの定量的な感覚、これのすり合わせって大事よね。
まずは濃い薄いが分かるようにならないと、せっかくのR1-Zが壊れちゃうし。

エピローグ

んで、R1-Zより出力がある利楽猿号乗って貰った。
帰ってくると、SDRって面白いですねぇ〜という。
鶴さんが横でドヤ顔をする。「こいつSDR買うぜ?ヌフフ」
SDRって本当に面白いバイクなんよ。

今日は本来R1-Zに入れようと思っていたマップを入れていたのでパンチは無いんだけど、まぁでも面白いバイクである事には変わりないです。
r1-zignitioncurve
これのマップ0(赤)で多分3XCと同等のハズ。

これがちょっと前まで入れていたマップ。
rcdi-r

パワーバンドでの進角がかなり違っていて、後者は本当にパリパリ。
パワーはあるけど雑な感じがする。

点火時期あわせてパワーを出すと、一発一発の爆発が顕著に感じられる、そんな乗り味になるんだけど、バイクが前へ前へとちょっとうるさくなるんよね。

帰宅してから鶴さんからLINEが来る。
「息子がMJ変えてる」
リベンジしたいだろう。

バイクって楽しいよね。

あっと、R1-Zは規制前45ps、規制後40psです。念の為。

ワイの仕事

今日がRCDI2.4.0の最後の試験でした。
高速も乗ったしブン回したし、問題無い事をしっかりと確認した。
岡山国際に旧型と新型に新しいソフトを入れて送ります。
次の岡山国際も期待しています。

さて、リベンジの様子。