調べて分かる事については一切記載致しません。
OSR-CDIはWindows10を搭載したPCから設定値を書き込む事が出来ます。
Version1.4.xまでのOSR-CDIは2パターンのマップを持たせることができます。
それぞれをマップ0、マップ1と呼びます。
Version1.5.x以降のOSR-CDIは4パターンのマップを持たせることができます。
ダウンロードしたアーカイブの直下に「genuine-map-files」というフォルダがあります。その中にいくつかサンプルとして純正マップが置いてあります。
ただ、YPVSの設定について、開度まで調べ切れていないのでSDR相当のものが入っています。
インストーラーは解凍したフォルダーの以下の場所に配置されています。
\osr-cdi<xxx>\wincdi\setup\setup.exe
インストールが完了すると、OSR-CDIのアイコンがスタートメニューに表示されます。
作成した基板の事をデバイスと呼びます。
デバイスを作成した直後は、設定が何も入っていませんので、動作はしません。
PCから設定ファイルを投入して、初めて動作させることができます。
点火時期やその他のオプション設定を以下の内容を読んで作成し、デバイスに書き込んでください。
(1) device information
(2) Map setting
(3) Option settings
画面上方のタブをタップすると画面が切り替わります。
D/M/Oのキーを直接押下する事によっても画面が切り替わります。
起動すると以下の様な画面が表示されます。
Version 1.3.x系
Version1.4.x系
Version1.5.x
Version1.3.xまでの画面は以下の通り。
Version1.4.x以降は以下の通り。赤枠で囲った部分が変更点です。
エンジンタイプでは、クランクが一回転回る間に何回ピックアップ信号が来るのかを設定します。
SDR/DT等のシングルエンジンは「1 pluse in one rotation」を設定してください。
R1-Z/RZ-R/RZVは「2 pluse in one rotation」を設定してください。
ピックアップコイル位置の設定は、おおよそシングルエンジンは68度〜72度、ツインエンジンは大よそ36度、(例外的に1KTは33度)を設定していれば初期段階は良いと思います。
ピックアップ信号はマイナス、プラスの順に発生します。このプラス側の波が発生するタイミングをピストン上死点の状態からどれだけ前に発生するかを指定します。
(参考文献はこちら)
最終的にはタイミングライトを当てて校正する必要があります。
マップ設定画面
Version1.3.xまでの画面は以下の通り。
Version1.4.x以降は以下の通り。
赤い線はマップ0、青い線はマップ1になります。
この画面では、マップの設定、マップのファイル読み書き、デバイスの読み書きを行います。
Version1.4.xからデバイスの読み書きはデバイス情報画面にて行います。
Version1.5.x以降は1マップ、2マップ、4マップから選択できます。
設定はオプション設定から行います。(後述)
以下は4マップの設定画面です。
マップ情報を設定する際、〇x1、〇x5、〇x10、の選択が可能です。
細かく動かす時、大きく動かすときに利用してください。
誤った点火時期やパワーバルブの値は簡単にオートバイ自体を壊しますので、慎重にマップを作製してください。
【読み書き】
【設定対象】
【操作】
Version1.4.x以降は以下の2枚に分かれています。
Version1.5.x以降の設定画面は以下の2枚です。
設定項目の説明
Quick shifter
シングルエンジン用(SDR/DT)に10回と指定するのと、TWIN用に20回と指定するのは同義となります。
PICシフターのスイッチ、バトルシフターのスイッチは動作確認済みです。
その他のクイックシフターを利用したい人はご自身で回路図を見て、自分自身が持っているクイックシフターのスイッチを接続してください。
これらのクイックシフタースイッチとの配線については「作り方」を参照してください。
クイックシフターのそれぞれの設定値は、クイックシフターのステートマシーンと関連性があります。
詳しくは以下のダイアグラムを参照してください。
その他のオプション設定
man OSR-CDI:目次
OSR-CDIはWindows10を搭載したPCから設定値を書き込む事が出来ます。
Version1.4.xまでのOSR-CDIは2パターンのマップを持たせることができます。
それぞれをマップ0、マップ1と呼びます。
Version1.5.x以降のOSR-CDIは4パターンのマップを持たせることができます。
ダウンロードしたアーカイブの直下に「genuine-map-files」というフォルダがあります。その中にいくつかサンプルとして純正マップが置いてあります。
ただ、YPVSの設定について、開度まで調べ切れていないのでSDR相当のものが入っています。
書き込みソフトの取り出し
OSR-CDIのファイルをダウンロードし解凍後、インストーラーを起動するとWindows10に自動的にインストールされます。インストーラーは解凍したフォルダーの以下の場所に配置されています。
\osr-cdi<xxx>\wincdi\setup\setup.exe
インストールが完了すると、OSR-CDIのアイコンがスタートメニューに表示されます。
概要
作成した基板の事をデバイスと呼びます。
デバイスを作成した直後は、設定が何も入っていませんので、動作はしません。
PCから設定ファイルを投入して、初めて動作させることができます。
点火時期やその他のオプション設定を以下の内容を読んで作成し、デバイスに書き込んでください。
画面構成
wincdi100.exe(若しくはそれ以降)を起動すると3ペインの画面が現れます。(1) device information
(2) Map setting
(3) Option settings
画面上方のタブをタップすると画面が切り替わります。
D/M/Oのキーを直接押下する事によっても画面が切り替わります。
起動すると以下の様な画面が表示されます。
Version 1.3.x系
Version1.4.x系
Version1.5.x
デバイス情報画面
PCやタブレットにデバイスを接続すると、接続中のデバイスの情報が表示されます。Version1.3.xまでの画面は以下の通り。
Version1.4.x以降は以下の通り。赤枠で囲った部分が変更点です。
- Manufacture:USB接続情報の製造者が表示されます
- Product:USB接続情報の商品名が表示されます
- PIC DevID/RevID:PICデバイスのデバイスID/リビジョンIDが表示されます
- Map sw:現在デバイスが認識しているマップスイッチの状態が表示されます
- Quick shifter sw:現在デバイスが認識しているクイックシフタースイッチの状態が表示されます
- R.P.M.:現在デバイスが認識しているエンジン回転数が表示されます
- Power valve angle:現在デバイスが認識しているYPVSの開度が表示されます
- Engine type:現在デバイスが設定されているエンジンタイプが表示されます
- Pick up coil position:ピックアップコイルの位置が表示されます
- Log:システムログです
- デバイスの読み書き(Version1.4.x以降)
この画面で最も重要なのは、エンジンタイプとピックアップコイルの位置の設定です。
ここが正しく設定されていなければ、始動の際にエンジンが壊れる可能性がありますので、慎重に設定してください。エンジンタイプでは、クランクが一回転回る間に何回ピックアップ信号が来るのかを設定します。
SDR/DT等のシングルエンジンは「1 pluse in one rotation」を設定してください。
R1-Z/RZ-R/RZVは「2 pluse in one rotation」を設定してください。
ピックアップコイル位置の設定は、おおよそシングルエンジンは68度〜72度、ツインエンジンは大よそ36度、(例外的に1KTは33度)を設定していれば初期段階は良いと思います。
ピックアップ信号はマイナス、プラスの順に発生します。このプラス側の波が発生するタイミングをピストン上死点の状態からどれだけ前に発生するかを指定します。
(参考文献はこちら)
最終的にはタイミングライトを当てて校正する必要があります。
マップ設定画面
Version1.3.xまでの画面は以下の通り。Version1.4.x以降は以下の通り。
赤い線はマップ0、青い線はマップ1になります。
この画面では、マップの設定、マップのファイル読み書き、デバイスの読み書きを行います。
Version1.4.xからデバイスの読み書きはデバイス情報画面にて行います。
Version1.5.x以降は1マップ、2マップ、4マップから選択できます。
設定はオプション設定から行います。(後述)
以下は4マップの設定画面です。
マップ情報を設定する際、〇x1、〇x5、〇x10、の選択が可能です。
細かく動かす時、大きく動かすときに利用してください。
誤った点火時期やパワーバルブの値は簡単にオートバイ自体を壊しますので、慎重にマップを作製してください。
【読み書き】
- File Open:セーブしたマップファイル(.cdi)を開きます
- File Save:現在のマップをファイルにセーブします
- Device Read:デバイスに入っているマップをUSB経由で読み出します
- Device Write:現在のマップをUSB軽油でデバイスに書き込みます
【設定対象】
- IGN MAP0(1):点火時期のマップ0を編集します
- IGN MAP1(2):点火時期のマップ1を編集します
- PVS MAP0(3):パワーバルブのマップ0を編集します
- PVS MAP1(4):パワーバルブのマップ1を編集します
【操作】
- UP(L):点火時期、パワーバルブの設定値を上昇させます
- <<(,):設定する回転数を下げます
- >>(.):設定する回転数を上げます
- DOWN(K):点火時期、パワーバルブの設定値を下降させます
- 1:点火時期マップ0選択
- 2:点火時期マップ1選択
- 3:排気デバイスマップ0選択
- 4:排気デバイスマップ1選択
オプション設定
Version1.3.xは以下の通り。Version1.4.x以降は以下の2枚に分かれています。
Version1.5.x以降の設定画面は以下の2枚です。
設定項目の説明
Quick shifter
- Enable point(r.p.m.):QSが動作する最低限の回転数を指定します
- Delay count to activation(pick-up count) :QSのSWがオンになってから点火がカットされるまでの値を設定します
- Count of ignition cuts(pick-up count) :QS作動時に点火をカットする回転数を指定します
- Count of invalid after activation(pick-up count) :QS動作終了直後に、再びスイッチが入らない回転数を指定します
- Reverse on/off state:クイックシフターのオンオフを反転させます。デバイス情報画面で現在クイックシフターのスイッチがオンなのかオフなのかを確認できます。
- Use as stop switch:クイックシフターの信号をキルスイッチに転用する際に設定します。例えば一部のレースでレギュレーションとなっている、押しボタン式のクイックシフターを使う場合等に利用できます。
シングルエンジン用(SDR/DT)に10回と指定するのと、TWIN用に20回と指定するのは同義となります。
PICシフターのスイッチ、バトルシフターのスイッチは動作確認済みです。
その他のクイックシフターを利用したい人はご自身で回路図を見て、自分自身が持っているクイックシフターのスイッチを接続してください。
これらのクイックシフタースイッチとの配線については「作り方」を参照してください。
クイックシフターのそれぞれの設定値は、クイックシフターのステートマシーンと関連性があります。
詳しくは以下のダイアグラムを参照してください。
その他のオプション設定
- Rev limitter(r.p.m.):点火をカットし始める回転数を設定します
- Count of Initial analog ignition:エンジン始動時のアナログ点火とデジタル点火の切り替わりタイミングを設定します。エンジン始動時のキックバックが発生しやすい場合、値を増やしてみてください。デフォルトは10回です。
純正CDIもアイドリング付近ではデジタル点火をしていません。 - C2 Option port:オプションポートの使い方を指定します。回転数に合わせたプラスマイナス信号を出すか、マップスイッチの状態を出力する事が出来ます。
パルスジェネレータを使う方法についてはこちらを参照。
マップ状態をLED表示する方法はこちらを参照。
- Map switch type
1ch/2ch/4chから選択できます。4chを設定した場合、マップスイッチは可変抵抗から読み取った値になります。可変抵抗値は次の項目で設定します。 - Throttle map branch point:MAP 1 to 2 / 2 to 3 / 3 to 4
可変抵抗値の値によって、マップ1〜4まで切り替える事が可能で、その閾値をここで決めます。
リアルタイムにモニタリングが可能で、現在の可変抵抗値の状況が一番配下の某グラフに表示されます。
想定している使い方はスロットルポジションセンサーですが、吸気センサーなどを接続しても良いと思います。 - <注意>スロットルポジションセンサーを使う場合はこちらを参照して、基板に抵抗を付ける必要があります。
man OSR-CDI:目次