岡山国際サーキットで走るSDRはOSR-CDIが使われています。
OSR-CDIも、今回TZR125ユーザーの方々の協力があり、更にゼロヨンマン大下さんの37Fへの対応を通して随分と改善されたので、8月のモトレヴォからバージョンアップする事にしました。

これまで使われていたものがサポートのTZKさんから送られて来ました。
IMG_8606
これは今テスト中のものに差し替えて送り返します。

さて、前回アルモクさんところで、ランツァにOSR-CDIを取り付けたところ、ストップスイッチをオンにすると回路がショート、オフにすると回路がオープンになる事に気が付き、上手く行きませんでした。

ランツァ用の特別な仕様を付けるのは是非とも避けたいと思っていますので、色々と考え、結果として2つのオプションを付ける事にしました。

stopsw

(1) Reverse on/of state
(2) Use as sotp switch

まず(1)なんですが、クイックシフターのオンオフスイッチを逆転して判断するものです。
今までバトルシフターやPICシフターを使っていたのですが、スイッチオンは回路ショートで同じでした。
しかしスイッチオンで回路オープンとなるクイックシフタースイッチがあるかも知れません。
その為に回路を反転する為の設定があっても良いと思います。

次に(2)はストップスイッチとして使う、というオプションです。
大下さんは、クイックシフトをする際に、左手の親指で押すスイッチをYSR200に取り付けています。
親指で押している間だけ点火カットをする様になっているのです。
サーキットの様に忙しく、長丁場なユースケースでは、ライダーの負担を減らす為に電子的にカットする時間を設定する方が良いとは思っていますが、ゼロヨンがメインであれば職人的な点火カット時間調整の方が良いのかも知れないと思いました。


という理由で、上記(1)(2)を実装しました。
これを応用すれば、クイックシフターの配線をランツァのストップスイッチに接続すると、上手く動作するはずです。

(1)でオンオフを裏返し、(2)で点火を継続的にカットする。

さて上手く行きますかどうか。
次の日曜日、試してきます。



そういえば、このブログを読んでくださっている大下さんから、メールが来ました。
抵抗入りプラグを使っても構いませんよ、0.3〜0.4馬力ほどしか変わりませんから。
火花の強さで0.4馬力変わるなら、5月に津村選手のSDRに施したTZKさんの改良は意味があったのかも知れません。
普通の乗り方だと絶対に気が付かないレベルの話なんですが、あのSDRにとっては大きな変化です。
やっぱり性能を追求するならサーキットと付き合っていかなければなと思いました。