80年代元祖レーサーレプリカ RG250Γ。
Suzuki_RG250_Gamma
通称パラガン。
日本初のレーサーレプリカと言われる80年代を代表する名車の一つ。

コイツのCDIがこれ。
ひゅさしさんから借りたパラガン用。
IMG_8976
スゲー小さい。
どこにでも売っている普通の110型6極カプラのサイズを見れば、これが如何に小さい事が分かる。
ひゅさしさんは今、ボルティのフレームにパラガンエンジンを搭載しようとしている。
パラガン用のCDIも実は相当駄目になってきている様で、OSR-CDIはどうかって話。
ドゥカティ徒然日記

多分イケる。
初代RZ250とほぼ同じで、固定進角のAC-CDIだから。

配線は色々と探したところ、かなり詳しく書かれているブログを発見。

そこに乗っていたサービスマニュアルの内容を分かりやすく起こしたのがこれ。
GJ21
問題はコンデンサ容量は残念ながら回路構成上外からテスターでみる事は出来なかった。
しかし、この時代なんで0.47uF〜1uF位てなもんなんじゃないかなって思います。
サイリスタの発火部分は多分抵抗2本で分圧している位でしょう。

もうちょっとネットで調査。

RG400さんのGJ21A GJ21B CDI 互換性〜確認! を読むと、この借用したCDIはGJ21A用のものらしいです。

充填されているのはゴムなので、多分たいとるはありません。さんの、CDI分解 という記事にあるやり方で分解できそう。
しっかりと分解されていて、中身丸見えなんでとても参考になります。
ここにあるCDIと多分同じ内容物なんじゃないかなって思うので、パラガン用を分解する必要は無いと思います。

ピックアップの位置さえマトモなら、非常に高い確率で、1uFのコンデンサ付けてそのままのOSR-CDI回路流用で動作しそうです。
懸念事項は純正は固定進角のCDIですから、ピックアップ信号位置が10度とか15度とかに設定されていそうです。
もしそうだとすると、デジタルCDIはピックアップ信号から点火までの時間を遅らす調整する事は出来るんですが、早める事は当然できませんので、なんか考えないといけませんね。
ネットでフライホイールを検索してみると、基本は初代RZ250と全く同じタイプっぽいです。
となると、まぁRZ250で動作しているOSR-CDIはパラガンでも動く訳でして。

カイズさんのところでひゅさしさんからCDIを借りた時に、何度も雑誌に掲載されている超綺麗なパラガンオーナーさんと話をしました。
自身は中古を2〜3個持っていて、故障に備えているそうです。
とはいっても、予備も30年の時を超え、くたびれているのは間違いなく。
(KR-1系でもつかえると思います。この辺はもうだいたいいける気が)