和光でのRZVパワーチェックの後、もう一つ用事が残っていた。
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HS-1後方排気エンジン。

この間アルモクさんがTDR80のコイル回りを加工して、HS-1に取り付けたというので、エンジン位かけましょうかって話になっていた。
元々はポイント・バッテリー点火方式のHS-1。

近所で旋盤使ってベースを作り、原付TDR80のコイルが入る様になっている。
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この2スト原付エンジンはローターの中にピックアップコイルがあるので、場所が無いHS-1には都合がいいらしい。
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TDRの配線図や配線、CDI等はイデさんが持っていたのでそれを借りているらしい。

後方排気HS-1のアホ臭さは微妙に人気で、今日はパチロクさんとWBさんが釣れた。
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TDR電装が全部あるならTDRでやり終えたら良いんだけど、そこはそれ、点火時期のデジタル化やニキシーメーター化等山盛り仕事が残っている。
まだこんな状態だしね。
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走らない事には前に進まないので、まずは点火系。
先ずはローターを取り付けてピックアップ信号を見てみる。
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オープン状態で電圧を測定するとこんな感じだった。
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点火信号はプラスマイナスが順番に来るようになっている。
勉強不足だったので、最初はこれなんだ?って思ったんだけど、
・点火信号をオープンで測定しているので大きな電圧が発生している
・プラス2回、マイナス2回の繰り返しに見えるが、実際はそれぞれ1回の繰り返し
でした。

実際にCDIを付けてみる。
パチロクさんが居たので、点火する為の配線はパチロクさんが全部やってしまった。
自分はTDR80のハーネス調査をする為に絶縁テープをひたすら剥いて手がべとべとしながら横で見とく。
パチロクさんは二気筒版OSR-CDIを作った人なんで、もはやこの時代の配線には全く抵抗が無い様子。
サクサク組み上げていく。

実際、純正のCDIを繋いでみた波形はこちら。
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恐らくCDIの中にはコンデンサと抵抗によって波形がこのように丸められている。
フライホイールには、4個の磁石があり、磁性がS-N-S-Nで構成されているっぽい。
だもんで、大変都合が良い事に、2気筒に自然に対応完了済。
ヤマハ流用マジック。
ひと気になるのが、プラグコードに巻き付けた電線の波形(青線)。
一回周期ごとにプラスとマイナスが反転している様な?
まぁこの点は追々。

とりあえずエンジンが掛かるが、調子が悪い。
点火タイミングがあって無いんだろうという事で、タイミングライトを当てながら点火時期を探るとATDC15度位のタイミングだった。
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フライホイールは分解式になっていて、ずらしながら調整できる様に改造されていたので、簡単にずらせるようになっている。
3通りの角度が試せるが、3回目でだいたいBTDC45度位で点火する様になった。

ところでこのTDR80のCDIなんだけど、ちょっとアクセル吹かしても進角も遅角もしない。
埼玉の巨人イデさんから借りたTDR50のマニュアルを見ると、CDIは波形進角とある。
おかしいなぁ。
まぁデジタルCDI化するので全然問題ないんだけど、何だろう。
この点は家に帰ってから判明したので少々補足。

TDR50は波形進角と書いてあったが、TDR80のCDIは固定進角。
TDR80-S1

こちらに点火時期が27度固定進角と記載があった。
TDR80-S2
なんと、CDIとしてはTDR50の方が高機能なんですよ。
リミッターを付けるためだけに!
多分だけど。

ネットで両者のCDIを比較した写真があった。
238f78d26f
引用元:https://minkara.carview.co.jp/userid/1190634/blog/30644401/

TDR80のCDIはとてもシンプルで固定進角ここにあり!という風情。
一方TDR50は、この時代のアナログCDIの良く見るタイプ。
なんなんだろうね。

今回は殆どパチロクさんがやり切って終了。
大変楽させて頂きました。

今後HS-1用の基板はワンオフで作成する予定です。

なんか途中でアルモクノビオ号でみんな盛り上がってました。
意外と人気ですね。
前回釣られた田宮さんがこんな絵をかいてました。
ノビオ、恐るべし。