2018年12月03日 XL125S:12V化(後半)
の続き

XL125Sを12V化する方法について備忘録をつけておきます。
ネットを見る限りXL125Sの12V化はエイプのハーネスを丸ごと移植という方法が多く見られますが、そこまでしなくても、ちょっとした部品の交換でいけました。
エイプハーネス交換の様に、ひとつ発電コイルを無駄にしなくても良いです。

結論から

ホンダの原付によく付いている、SH634A-12かその互換品を、XL125Sに付いているシリコンレクチファイアーと交換すれば終わりです。
非常に簡単です。
しかも、ライトやウィンカー、バッテリーをすぐに交換する必要はありません。

手順としては、
(1) シリコンレクチファイアをSH634A等のレギュレートレクチファイアに交換する
(2) バッテリー、ウィンカー球、テールランプ球、メーター球、ポジション球を一度に交換する
(3) 6Vヘッドライト球を交換する
※(1)をやった後ならば、いつでも(2)、もしくは(3)を実行する事が出来ます。

以下理屈から記載します。

XL125Sの電装について

XL125Sの電装は6Vで実装されています。
電力は二系統のコイルで賄っています。
  1. ライティングコイル、ヘッドライトを点灯させる為のコイル
  2. チャージコイル、ウィンカーやポジション球、テールランプ等のヘッドライト以外の電力を賄うコイル

純正のライティングコイル

交流電流で、6V 35W/35W のヘッドライト球を点灯します。
これに12V 35W/35W のヘッドライト球をそのまま接続すると、過電流で切れます。
若しくは配線が燃えます。
実際そうなりました。

純正のチャージコイル

交流電流をシリコンレクチファイアと呼ばれる全波整流器で直流化され、6Vバッテリーに接続されています。
12Vバッテリーに接続すると、過電流でバッテリーが駄目になります。
過度のガス発生により引火して爆発の可能性もあります。
実際、17V〜20Vまでバッテリー電圧が上がりました。

XL125Sを12V化するメリット

自分がXLを12V化をするのは、
やっすいアマゾンの中華パーツを付ける為
だったり、6V電装はマイナーなのでパーツが高い、選べないからだったりします。
Hnet.com-image

12V化の進め方

前述の通り、XL125Sは2系統の発電系統があるので、それぞれ別に12V化する事が出来ます。
例えばヘッドライトは6Vでその他は12Vとか、その逆、または両方が出来ます。
追加で必要な部品は、12V化したい部分の12Vの電装品。
つまりヘッドライト球、パイロット球、ウィンカー球、ウィンカーリレー、メーター周りの各電球、テールランプ、そしてバッテリーとなります。
それにキモはホンダの原付によく使われている、レギュレートレクチファイアです。
SH633A-12か、もしくは後継機のSH634A-12でも問題無いと思います。
SH634A-12
レギュレートレクチファイアは他の物でも構わないと思いますが、数多く出回っているものの方が安く手に入りますので、自分はこれを使いました。


アマゾンでノーブランド品が1000円位、純正品でもアマゾンなら2000円位でした。

自分はレギュレータもウィンカーリレーもついていたジョーカー50用の中古ハーネスを丸ごと買いました。
切り貼りする電線も手に入って980円。送料込みで2000円でした。
別にジョーカー50でなくとも、ホンダ系の12V系中古ハーネスで必要な部品が付いていて安ければなんでも良いかなと思います。動くかどうかは分かりませんが。


ウィンカーリレーも、アマゾンで100円位でLEDまで対応するものが売っています。

自分はモノタロウで280円の物を買いました。色が違うだけで、同じものだと思います。

ちなみにバッテリーなのですが、秋月の980円のバッテリーを買って投入しています。
ロングバッテリーはアマゾンで買うと高いです。
秋月が近ければ秋月で買った方が良いです。

同じものをSDRに搭載していますが、3年程度持っています。

レギュレートレクチファイアの使い方

レクチファイアとは整流器の事です。
レギュレートレクチファイアは12V電装を使う為に、過電流をチョップする為に使います。
SH634A-12は4つの端子があります。
SH634A-12x
AC電流を12V化したい場合はを使います。
AC電流をDC電流にして12V化したい場合は,鉢△鮖箸い泙后

は交流電流の電圧がプラスマイナス14Vを超えるとレギュレート(抑圧)してくれます。
´△蓮↓,妨鯲電流を流せば△ら半波整流され、レギュレートしてくれます。
result
レギュレートレクチファイアを分解して調べている訳では無く、必ずしもこの通りの制御をしているかどうかは分かりませんが、この図はXL125S実車を実測した結果から推定しています。


XL125Sに対する配線方法は以下の通りです。
上図は純正配線の簡易回路図、下図はSH634AもしくはSH633Aを使った12V化の回路図です。
XL125S12V

Y=黄色、Y/W=白二黄、P=ピンク、R=赤、G=緑

XL125S純正のチャージ(バッテリー充電)系統の12V化は、シリコンレクチファイア、実態はブリッジダイオード(もしくは全波整流回路)と呼ばれるもので全波整流され、直流化されてています。
これを12V化したい場合は、純正のシリコンレクチファイアを除去し、新たにレギュレートレクチファイアに接続します。
具体的には黄色線をレギュレートレクチファイアの△法▲團鵐をアースに接続し、,鮴崟、つまりバッテリのプラスに接続します。
(別にピンクを△鵬色をアースに接続しても一緒だと思いますが)
シリコンレクチファイアはキャブレターの横、フレームにボルト止めされています。
下の写真に写っているフィンの塊の様なものです。
IMG_1228
これをそのままレギュレートレクチファイアと交換すれば良いと思います。


ライティング系統は、白二黄線をレギュレートレクチファイアのに接続して終わりです。
とても簡単です。
XL125Sのバルブ金口はP15d25-3というタイプですが、対応する12V球もある様ですので探してみてください。
レギュレータを取り付けてライティング側をレギュレートすれば、外見を変えずに12V球をそのまま装着する事も可能かと思います。

ただ、レギュレートレクチファイアを取り付けても6V電球のままライティング可能と思います。
配線を途中分岐させるところは車両左側のカプラーからとればよいと思います。
IMG_1214
この画像では黄色線を分岐してますがライティング系は白二黄の線、画像左奥の線になります。
自分はここのギポシを抜いて分岐配線しなおしています。

最後に、レギュレートレクチファイアのい麓崑里覆蝓⇔仞(アース)に接続するなり、その両方なりに接続しておけば良いです。

最後に

この実装で、エンジンを掛けて回転数を上げた際の、バッテリー電圧は17Vから14.5V位、ライトの電圧は20V以上から9V程度となりました。ライトも十分あかるく、バッテリーも充電されています。
40卍走りましたが、回転を上げても特に問題はありませんでした。

但し、恐らくこれで大丈夫なんじゃないかな、ってだけで、誰かに対して何かを保証するものでもありません。
以上はあくまで自分がやった事に対する忘備録です。