YanTakeさんがAF比を計測できる装置を買った様で、それで2ストローク車であるSDRのAF比を測ったそうな。

SDRはまずまず理想的なAF比を維持していたそうで、その後エアソレノイドコントローラーを使ってダイヤルを弄ってみたとのこと。

YanTakeさんも自分もエアソレノイドコントローラ前提であるキャブレター、RGV250ΓのTM32SSを付けていて、RASC(R Air Solenoid Controller)を使ってコントロールされている。

こんなの。
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自分はこんな感じで付けている。
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この3つのダイヤルは、丁度パワーエンド前、中、後位のあたりで燃調をコントロールできる様になっています。
これとは別に電源ON時にすべてを全開にしておくと、バーカーサー(馬鹿さ)モードに入り、パワーエンドが完全に終わった後の伸び切り部分を強制的に薄く出来るモードになります。
TZやRS等のレーサーが搭載していた、パワージェットカット装置の様なものです。

詳細は語られなかったんだけど、17:1程度までは薄くなったそうです。
思っていた以上に燃調変わるなぁって感想。

ホンダNSRやヤマハTZRと違って、スズキRGV(VJ22以降)のソレノイドコントローラはオンオフだけじゃなくてDuty制御されていたという一品。

何時もの特許なんだろうなぁ。他が真似できないのは。
NSRやTZRと違って、ジェットも不要なので、小型化が図れるし、原理的には無限段階で燃調が調整できる。
これだけはRGVの良いところ。

OSR-CDIを作った人は、こちらも簡単に作れるはずなのですが、誰かが作ったって話はまだ聞いたことがありません。
ハードル高いのか、ガンマのTM32SSやTM30SSの人気が無いのか。

とはいうものの回路図も無い、取説も無いじゃ使いにくいかもね。
起動時にマップを変える方法があるなんて誰も気が付かないし。
よくよく考えると、今使ってくれている人達は良く文句も言わないなとは思った。

暇がみてドキュメント化も考えてみようと思います。
回路図ってもこれだけなんだけど。
rascv3
えらい簡単。