サイレンサーを取り換えている時に、FacebookでOさんが「キックが降りない」ってな話が流れた。
エンジンかけて300メートル位の交差点で、ストンとエンジンが止まり、再度キックして始動。
またストンとエンジンが止まった。
その後キックが全く降りなくなってしまったとのこと。
症状から言えば抱き付きからの固着とか?
若しくは腰下で何かのトラブルか?

とりあえず切り分けは必要だろうと思って「USBスコープ貸しますよ」ってな話になった。
近所なので、30分位で到着。

確かにキックは全然降りない。
IMG_2911
ミッションを入れて前後に軽く動かしてみても、どちらにも動かない。
あんまり力を入れる訳にも行かず、プラグヘッドからUSBスコープを入れてみるが、シリンダーは綺麗な感じ。

チャンバーを外してみてみると、ピストンが少しだけ見えている。
IMG_2908
なんか傷が凄い様な。

凄く無いような。
IMG_2909

どっちみち動かないので、ヘッドを開ける事になった。

なんか気になるダマがあるけど、シリンダーは綺麗。
ピストンは純正のノーマルサイズ。
IMG_2913
走行3万キロ超で、恐らく初めて開けただろうシリンダー。
IMG_2914

うーん、シリンダーも外しましょうか。
固着も無く簡単に外れる。
シリンダーはやや錆びが目立つ。休眠時期が長かったんだろうな。
IMG_2915

3万キロナリの縦キズとか付いているけど、ピストンはオイルがデロデロについている位なので、特に問題は無さそう。
IMG_2918
ピストンを揺さぶると、流石にガタが大きい。
内部のベアリング類は交換しないとね。

しかし腰下か・・・。

もうどうしようもないので、しまう事にする。
折角なのでOさんに組んでもらう。

「シリンダーが入らない!」
またまた。もしかしてシリンダー逆に入れてませんか?
逆でした。
危うく後方排気のSDRが出来上がるとこでした。

一通り仮付けした状態で、さてどうするかって話をした。
2ストロークを扱えるバイク屋が近所に一件。
元ヤマハワークスのプロメカニックが経営しているお店、レーシングスポーツカタヤマ。
エンジンオーバーホール、引き取りも可能って事で、一旦ここに相談されてみてはどうか、って話をしました。
よう知らんけど・・・。

休眠車を中古購入して5年。38000キロ。
この間Tさんのシール抜けと同じケースですけど、腰下フルオーバーホールの時期なんでしょうね。
一回キッチリやれば、また20年無事に走ると思います。

この話の続き

ピストンの選択はあくまで自己責任で、この辺参考にしてください。