我が家のXL125Sは糞重たいエアクリーナーが撤去されてパワーフィルターになっている。
当然ながらキャブレターのセッティングは変わってしまうので、キースターのXL125R用のキットで燃調を調整している。

ところが、XL125Sのスロージェットは圧入式で35番固定。
このおかげでチョークを引いても本当にエンジンが掛からない。
一週間もほっておくと夏場にもかかわらず、5〜6回キックしてやっと細々とアイドリングを始める。
暫くはアクセルをそろりそろり開けても、止まってしまう。
暫くすると特に問題無く稼働するので、ほっといたんだけど、このままだと相方がエンジンを始動できないだろうなぁと思ったので、対策する事にした。

PTG22キャブレター5400円也。
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もともとエイプにも中華出所不明のPD22パッチーキャブレターを入れていたので、特に抵抗は無し。
製品にはメイドインチャイナのシールが誇らしげに貼ってある。
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昔はこの辺隠されてたんだけど、最近はデカデカと書いてあるのね。

さて、このPTG22にはエアスクリュー無い。
どうもこの春先のロットからエアスクリューが無くなってしまったそうで、販売元のミニモトもお客さんに指摘されるまで気が付かなかったという。中華クオリティならではの逸話。
製品仕様変更を勝手にやっちゃう笑
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これもPTG22を今回手に入れた理由の一つでもある。
だって、面白そうじゃない。
純正にあるエアスクリューの穴。
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PTGにはない。
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スッキリ。


交換開始。
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比較資料を残す。
どうもこのPTGは加速ポンプに対応するボディから出来ているみたい。
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チョイチョイとコストダウンの後がチラホラ。
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XL125S純正のPD22はワイヤーで引っ張るタイプのチョークなので、その部分に少々違いがある。
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XL125Sのチョークレバー回りの部品を移植したら、同じ事は出来そう。
XL125Sのチョークレバーはカッコいいので使いたいんだけど、残念ながらケーブルが破損していてうまく付かないので、暫く様子見。一旦取り外し。
品番は「ケーブルCOMP. チョーク 17950437000」でまだ出る。
流石XL125S。40年前のバイクなのに部品がでるとは有り難い。
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さて果たして、エアスクリューが無いのがどうなるのか。
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PTGについてたスロージェットは35番。これをキースターの45番に交換する。
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43番って少々デカすぎる気がするんだけど、キースターのキットでひとつリッチにするとこれになる。
これは多分パワーフィルター交換を想定して、こんな番手が入っているんだと思うけど、まぁ一回使ってみましょう。

メインジェットは115番。
XL125Sのジェットは95番位だったと思うので、これだと大きすぎる気がするんだけど、XL125Rのメインジェットは102番らしく、まぁこんなもんかなと。
このジェットで今動いているのでとりあえずこのまま。

装着が完了。
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あ〜楽しいな、おい。
バイク弄りは楽しいな。

んで試走がてらホームセンターに買い物に行く。

まずキック一発でエンジン始動。
これまでのチョーク引いてギリギリ掛かっていたエンジンが生まれ変わったように始動性が良くなった。
走り始めると、極低回転時の粘りが強くなり、運転が楽になった。
やっぱり薄くて力無かったのね。
アクセルをガバっと開けてもストールする気配はない。
ハーフアクセルで回転上昇をさせていくと、途中ちょっとモッサリとした感じで力が無い。
恐らく濃い。
アクセルを更に開けて回していくと、以前はなんだかガサガサしていたのが、自然に回る様になった。
ニードルが現在一発濃い方を入れているので、それをスタンダードに戻すべきかな。


てな感じで、やっぱりスロージェットが交換できるのは良いですね。
まだまだ詰める事は出来るけど、全体的に無理なく加速する事が出来る様になって、凄く乗りやすくなりました。
次のお題目は、全くあてにならないスピードメーターと、やっぱりタコメータ欲しいってところですかね〜。
別に喫緊では無いのでボチボチと。