とあるイギリス人、ラグビーワールドカップ中なので、イングランド人と言うべきか、まぁここではA氏と言います。

AさんはSDRが大好きなイングランド在住の人で、色々とカスタムしたSDRを持っています。
そのAさん、キーマンさんのところの部品が欲しいとの事。
これがお盆の頃の話。

Ki-manことキーマンさんは、過去にSRXやSDRを対象に、アルミやチタン等で綺麗なパーツを作って販売していた結構有名なショップ。特にSDRのすぐに錆びて穴が開くタンクに対して、FRP版のタンクを提供していた(いる)ので、これに助けられた人達は多いと思う。

はぁなるほど、んじゃメールしてみれば?とアドバイス。
でも返事が来ないらしい。
キーマンさん、もう随分前にSDRも売ってしまっていて、旋盤等の工作機械ももう無いらしく、部品の制作もやめちゃっているはずだよ、とは説明した。
(ちなみにFRPタンクは型が残っているので今も引き受けているそうな)

まぁでもなんかメールの返事が来ないのは、英語が原因かも知れないし、こちらからメールしてみるよ、となった。
キーマンさんところには昔遊びに行ったことがある。

その時やり取りしたメールでまた連絡してみる。
外人さんがこれとこれのパーツが欲しいって言ってますけど、ありますか?
すると返事が返ってきて、「これとこれなら在庫あるかも」という事だった。
倉庫は空いた日にしか行けないらしく、ここまで結構な日数が掛かったけど、ありがたい話です。

そのことを伝えるとAさん、大喜び。
そして「海外発送してくれるかな?」というので聞いてみたところ、無理という返事。
なので、Aさんに、誰か代行してくれる人をみつけなさいな。自分はやらないよ、と伝えた。

ただまぁ、見ず知らずの外国人の為に代行するなんてこと、なかなかないよね。
そこからまぁ何度かやりとりして、ある事が切っ掛けで、んじゃ自分やってみるよと言っちゃった。

それは、ふとした会話で、
Yes I do have two sdrs.
Actually I have 7 sdrs.
というコメントがあったから。

あ〜英国にもアホな人がいるんだなぁと思った。
そこまでSDR愛があるならと、引き受ける事にしてしまった。
後々「これからモナコに長期出張なんだ」とか、そこはかとなく漂う富裕層の香り。

そこからボチボチとキーマンさんとAさんの間でメールのやり取り。

途中、ラグビーワールドカップが始まり、英国のAさんとはラグビー談義に花が咲いたり。
I'm watching Ireland vs Scotland, but I don't feel like Japan can win...
いわゆるホームネイションズの彼らはラグビーめっちゃ強い。
しかし、A氏はアイルランドには勝てるんじゃないかとの予想をする。
You’ve a good chance. Ireland are not what they were. We shall see Saturday as will be rooting for japan!

スコットランドにも勝ったぞ!とか。
そんなこんなやり取りをしつつ、ボチボチと長い時間を掛けて、そしてついに届いたのがこれ。
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デッドストック品に近いのかな。

Front caliper support (for 282mm offset disk)が一個残っていて、Aluminum pivot cover & plugは黒アルマイトと素のものが1セットづつ程。
ブレーキを強化したかったAさんには、3XVのディスクが使えるこのパーツはどうしても欲しかったみたい。
確かに海外だと手に入り辛いものかもね。

さて、あとはこれを海外発送しないとね・・・。
もう絶対やんない。面倒だから。今回は特別。

つづく