我がSDRでは順調に試験が進むOSR-CDI v2なんですが。
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パチロクさんのRZ250Rはとある条件で始動しない。
それはライトをオンにしてるとキックしてもエンジンが掛からないそうだ。
更にアイドリングでライトをつけると止まったり、止まらなかったとしてもハイビーム にしたらとまったり。

原因は2点。

ひとつめの原因はOSR-CDIの電源が8V未満まで下がる事が理由。
ハイビームを付けてエンジンが止まり、ハイビームをやめるとYPVSが初期動作を行う。
つまりPICマイコンがリセットしている。
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電源部分、12Vから5Vへ落としているレギュレータはOSR-CDI v1との違いはないので、PICマイコンが落ちるのは以前からということになる。
これの対策としては、低損失レギュレータに変更すれば解決しそうではある。
例えばTA48M05FNJM2930L05であれば、6V位まで耐えられそう。
NJM側はディスコンになっているので、使うならTA48M05Fだろうか。

もうひとつ。
高機能なパワーMOSFETドライバTLP250Hの方。
東芝のHPを見るとUVLO機能というのがあってこれが原因っぽい。
3. UVLO機能対応
多くのIGBT/MOSFET駆動用フォトカプラには低電圧での誤動作を防止する UVLO (Under voltage lock out) 機能を搭載しています。UVLO機能では電源電圧が既定の電圧レベルに達するまでの間は出力をローレベルに固定しますのでフォトカプラの誤出力と後段IGBT/MOSFETの誤動作を防止します。
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https://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/opto/photocoupler/ic-igbt.html
このUVLOはMOS-FETの出力のバタつきを抑える為のシュミットトリガ回路になっている、とても便利なもの。
ただ、その設定がTLP250Hでは、登り8.7V、下り8.4V(標準値)になっている。
つまり8.7Vを切ると、登れない、ゲートがオンにならないってことになる。
通常の設計だとターゲットが14Vなのでこれで全く問題ないんだけど、旧車でハーネスが古くなっている車両だと電圧降下が大きく、バッテリー消耗時に今回みたいに引っかかる可能性はありますな。

その後SDRで田宮さんが試したのがこれ。
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自作バッテリーレスキット。
10000μFの二個掛けで20000uF。デカイ。
結果はかなり連続キックしないとエンジンは掛からなかったらしい。
ちなみにコンデンサ一個掛け、つまり20000uFの時は簡単にエンジンが掛かったらしい。
つまりキックしてある程度充電しないと駄目という話。


やっぱり9V無いと駄目か。
東芝のホームページ(https://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/opto/photocoupler/ic-igbt.html)を見ていると、秋月にある同種タイプのフォトカプラは3種類あった。
TLP250とTLP351。どちらもやや古く、ディスコン間近。
しかしどうもこちらにはUVLO機能はついて無いらしい。
なるほど、これでエンジン掛かれば見つけものです。

TLP250Hは高機能過ぎたのかも知れません。
自分も週末位に自作バッテリーレスキットで試してみたいと思います。