クラッチサイドのカバーが外れたので、ウォーターポンプシールの交換に入ります。
外し方はマニュアルをみても良く分からない。
取り付け方を読むとなんとなくわかった。

しかし、double clutchさんのページでアプリリアRS250のオイルシール交換のページが参考になった。
参考というか、そのまんま。
RS250=VJ22なんだけど、ここはVJ21と同じらしい。
作業開始。

プロペラ部分が外れない。
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プロペラは樹脂なので、力をかけると割れそう。
祈る様に少しづつ全周軽く軽くコジっていく。

するとほんの少しづつ外れて来た。
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凄く軽くだけど、シール剤塗布されているみたいね。
暫くして外れる。
しかし汚い。
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ダブルクラッチさんのページに書いてある通り、24ミリのソケットをかましてシャコ万力で抜いていく。
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最初力を書けるとなんか嫌な感触があったので、ストーブで軽く暖めた後、再トライすると簡単に抜けた。
軽圧入。
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シャフト側はメッキ部分が剥げている。
長い間ラジエター水にさらされていたからなんかな。

シャフトが抜けたのでオイルシールが見えた。
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基本的にはこのシールが抜けたのが原因なんだけど、その前にメカニカルシールが抜けているのが原因。
クランクケース外側から、そのメカニカルシールを抜く。
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こちらはベアリングプーラーを使うので簡単に抜けた。
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青い部分は純正のシーリング剤だろう。
こちらも汚れがひどい。
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オイルが混入した形跡がある。
蓋部分は比較的綺麗なんだけど、高速で回転する部分でもあるので、水は必ず入ってくるような気がする。
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抜いた後は凄く汚い。
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32年もののシールとすれば綺麗な方なのか。
とりあえずゴム類はもう駄目だ。
そしてこちらのオイルシール。
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こちらは超簡単で、クランクケース内側に向かって10ミリソケットで打ち抜くだけ。
トンカチで軽く2発で抜けた。
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ちょっと簡単に抜けすぎる様な気がしないでもない。
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さて、全バラ完了。
こちらのベアリング、そこそこガタついている。
シャフトの腐食も酷いので、丸ごと交換かな。
永らく水に浸されていたのでしょうがない。
VJ22とも同じパーツを使っているとすれば、まだ部品は出るだろう。
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結局中身はこんな感じ。
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さて、シーリング剤で埋められていた(笑)水抜き穴なんですが、針金を通すと蓋の様なものが抜けて来た。
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本当に幸いだったのは、シリコン系のシーリング剤が使われていたこと。
簡単に抜くことができた。
エポキシとかで埋められていたら完全にアウトだったと思う。
ここを蓋したので、ウォーターポンプ側から漏れて来た水の圧力が全てオイルシールに掛かって、オイル混入が加速したように思う。
本当に残念な事です。
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後は清掃して部品まち。
こちらは殆ど全部交換ですね。

つづく