クラッチ側のクランクケースカバーを開けて、クラッチを取りだしたところまで。
今日はグズグズになったクラッシュワッシャーの摘出を頑張ってする。

前オーナーが整備したところは分解すると高確率でネタが拾える。
しかし今日は寒い。
メッサ寒い。
やる気が出ない。
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しかし寒いけど折角の晴天なのでシブシブと作業をする事にした。
寒くないガレージがあればなぁ。

再度ストッパーを設定して、27ミリのソケットとインパクトレンチを当てる。
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取り出したるはこのナット。
やっぱりというかなんというか、ナットを締結する方向、緩める方向に似たような傷が付いている。
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インパクトかな?
なんの傷だろうか。
何らかの打撃が加わったには間違いない。
緩める方は良いけど、しめる方向はやめて欲しいなぁ。
クラッチ回りの構造を再度確認。
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組間違いとかあると嫌ですやん。

外したロックワッシャーはこんな感じ。
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いや〜キツかった。

プライマリドリブンのスペーサーとワッシャー。
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スペーサーを挟んで二枚あるスペーサーは二種類あって、厚みがある方が奥になっているのか。
なるほど。
こちらは状態は悪くないような。
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回してみるとベアリングはヌルヌルと綺麗に滑る様に回る。
錆や破損も無いようなのでのでまぁ大丈夫か。
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回すとエンジンの奥の方でカチャカチャ音がするけど、別に問題なさそうなんで無視する。
クラッチハウジング。
比較的大排気量車種で使われるスプリングが入ってた。
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SDRとかTZRとかのヤマハの同種のバイクはゴムダンパーが入ってますが、結構ガタが来やすいので、こっちの方が良いのかもなぁ。
シゲシゲと眺めてると、割と高級品なんかもなぁと思ってきた。
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バブルな頃の車両ってこんな感じよね。
各ギアの様子をシゲシゲとチェック。
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特にガタとかも無く。
ドライブギア。
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特に何か問題がある訳でも無く。
さてプラマリ側のシールを交換する前にもう一度パーツリストを眺める。
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ベアリングの方が外側かぁ・・・。
サービスマニュアルを確認すると、ギアを取り外すとベアリングが露出していた。
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もうちょっと調べると。
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両方とも外からは絶対に交換できないです。
いや〜残念。
ってことで、ここまでで足りない部品を注文しつつ、一旦蓋を閉じる事とします。
ただ、こちら側のベアリングがクラッチ側に出ているのが良いのか悪いのか。
ミッションオイルが汚れる前に交換していれば良いだけか。
CCISと言い、ガンマは結構クランクベアリングにやさしい作りの様な気がする。
素人考えだけど。

オイルストーンでケースと蓋の合わせ目を擦った後、少し気になったハウジングとかも少しバリ取りしておく。
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段差が無くなるまでは擦れないけど、まぁ気持ちだけ。
パーツ揃うかな。

オイルストーンで擦ってたら体の芯まで冷えました。
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暫く別のところをやる必要があるので、ゴミが入らん様にしっかりと養生しときます。

つづく