ヤマハ2スト電装友の会で、もしかしたら1KT系列のエンジンは、波形が想定の逆かも知れません、という話をしたら、たまたま1KTに乗っている方が見せて下さるって事になりました。
今回は、仮に「スーさん」と記載させて頂きます。
「で結局、何回テイストオブツクバ優勝したんです?」
「え〜ちょっとまって、、、何回だっけ、、、」
「あ、いいです、いいです」
自分のスペックだと人生100回生まれ変わっても言えないわ。たぶん。

今日朝9時30分頃、バランバランとTZR250がやってきました。
わざわざ休みの日を潰してまで自分ちまで来てもらって恐縮。
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レースでRZを使っていた方々は、CDIはとっかえひっかえは当たり前にやってきていたので、CDIの変更については余り抵抗が無い。
なので、かなり早い段階からOSR-CDIを通勤車両で試されていて、OSR-CDIもVersion1.0.3位から使っています。
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今回調査する内容をザックリと説明。
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朝早く来られたので、今日はたぶん用事があるに違いないと思ってそそくさと調査を開始した。
最初にコイルの抵抗値を測定、サービスマニュアル指定値範囲内である事を確認。
ど真ん中ストライク、健康なジェネレータです。

次にOSR-CDIの充電波形を取り始める。
測定はポケットオシロ。
今は自分が買ったDSO203は無くなっていてアップグレードされた213しかない。


9時41分。
9400rpm程度で360V程度。
事前の想定通り、3回目の充電はされずに二回まで。
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9時42分
これもOSR-CDIの波形。
3100rpm程度で360V程度。
もう少し回転数を低めにして測定。
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9時57分
今回はスーさんが純正CDIとYPVSを持ってきてくれました。
2500rpm程度で220V程度。
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今見直して、まさかの200Vチョイしか出ていないのが気になる。
あれ、、、まさかSDRの様に片方しか使ってないのか?

これ今々みなおしてみると、前回51L純正CDIでも充電電圧低かったので、純正って何か充電効率に問題なり、制限があるのかも知れない。


さて、いよいよOSR-CDIに茶・赤線を逆接続して測定する。
サクサクと配線を二人で作りまして測定。

10時53分
3600rpm程度で450V程度。
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想定通りの波形、電圧。
放電波形はこんなものなんでしょう。
まず三回しっかりと充電し、そして2割増しの高電圧。
純正CDIの倍程度の電圧になっている。
壊したら不味いので、とっととエンジンを止める。

スーさんにはこの時、純正の1.2倍位の電圧ですね、とは言ったけど、今見たら倍ですね。
イグニッションコイルがやや心配になってくる値ではあります。
「もう逆でいいんじゃないの?」
とアドバイスを受けるも、純正代替品として普通の人達が普通に使えるものは作っておきたいと考えています。
自分はOSR-CDIはまず普通にしっかり使えて、その上でチューニング領域としてリスクを取って行くのが良いかなと思っています。

色々と波形を取った後、感想戦。
長引いてきたところで、「昼飯に行きませんか」とお誘いを受けたので、亀有王将へ。
帰ってきてから、なんでしょうね、色々と話し始めたら止まらず。
結局なんだかんだでスーさん帰宅したのが17時30分(笑)
最後はTZR250にハンドルカバーを付ける話で盛り上がったりして、遅くなってしまいました。
風が強くて糞寒いのに。

そらもう、その道では伝説の人なんで、持ちネタが多くて多くて面白い。
なにか一生懸命やり切った人は、その濃い時間になかなか普通では体験できない領域の体験を持っているもんだなと。
こちらはいつ来て頂いても良い様に丸っと予定を開けていたんで良かったんですが、結構お引止めしちゃいました。
すんません。

TZR250にも跨らせて貰ったんですが、その独特のポジションも含めて、普通じゃない。
普通に乗れない。
これは誰も真似できない・・・と思うような内容・仕様。
シンプルに言えば、セパハンのオフロード?みたいな。
「ブレーキレバーやクラッチレバーはハンドルと水平が操作しやすいんです」
どうみてもハンドルよりも10度位上の方向に向いている。
バックステップじゃなくてフォワードステップ。ノーマルより前にステップが付いている。
「いやこれがSUGOの馬の背でいい感じなんだよね、ははは」
うっそでしょ(笑)
その他にも先入観やセオリーに縛られていたら絶対にできない作りが多数。
そもそもOSR-CDIも「早い段階から参加して理屈を理解しようと思った」という事で、現地現物主義。
面白い!

実に7時間、屋外で立ち話したんだけど、実は何を話したのかっていうとあんまり覚えてない。
愉快でくだらない話、こんな無駄な話をずっとしていられるって幸せな一日だったと思います。
いや迷惑なだけなんかも知れませんけど。
本当に良く笑った一日でした。


今後なんですが、1KT系列でも29L系統でもOSR-CDIは純正相当の結線である事が分かりました。
まずこれはとても大事な事。
まずはOSR-CDIが純正通りの動きで一安心。

今後はチューニング領域として、非常に高電圧となる逆接続充電(1KT系列のみの話)をどうするか?という話に移行します。
この間、買ったバイクがR1-Zと思ったらウルフ250でしたという超凡ミスを犯してしまったので、自分は試せる環境を持ちません。なので取り急ぎですが、ケンさんの試走や測定結果を待つようにします。
いまはシズキの640V耐圧のコンデンサ、SMG16C60F(600V16A)とSMG8C60F(600V8A)のどちらかのサイリスタで考えています。
MOSFET版もどうするかって話も継続して考えていきます。

つづく