今日は埼玉の巨人イデサンが中華旋盤持っていくわ〜というので、アルモク亭でヘッド面研大会。

金曜日の夜注文したヘッドガスケットが、日曜日の朝に届く現代社会。
凄いわ。
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ガスケットの心配がなくなったので心置きなくSDRで移動。
もう今日削ったヘッドを取り付ける気マンマン。

埼玉に付くと既に鶴さんとパチロクさんが来てた。
削った後との差分を確かめる為に、純正ヘッドの寸法を測っておく。
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この底面とスキッシュエリアの入り口までの段差が、大体0.95ミリ位だった。

暫くするとイデサンが到着。
中華旋盤、本当に持ってきた!
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エンヤコラと二人掛かりで搬入する。
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良く一人で積み込んだなぁ・・・凄い。

早速組立をする。
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旋盤、見た事ないとは言わないけど、組み立てるところから見るのは初めてで、色々とテンションが上がる。

予備のヘッドにプラグを差し込んで、旋盤のチャックに加える。
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マイクロメーターを取り付けてヘッドを回し、ズレがなくなるまでトンカチでコツコツ軽く叩く。
段々とマイクロメーターが動かなくなってきて、そのうちピッタリと止まる。
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なるほど、こうやるんか。
面白い。

自分がやった方がオモロイやろって事で、やり方を教えて貰って旋盤を回してみる。
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ちょいーんちゅいーん

アカン、好きな作業だわ。
黙々と刃を送って0.025ミリ位ずつ送って行く。
今回は0.4ミリターゲットなので、16往復。
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ナニコレ楽しい。
大き目のミシンみたいだ。
一家に一台あっていい機械やな。

できた。
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こっからガラス板に耐水ペーパーで400番、800番で磨く。
スンバラシイ。

計測すると残0.52ミリ。
0.95ミリからなので、おおよそ0.43ミリ削ったことになる。
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外周一周測ったけど大体こんなもん。
旋盤では0.4ミリだけど、その後ペーパー掛けて0.03ミリ程掘った感じか。
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0.75ミリ程オーバーサイズされているので、圧縮比は机上計算で1:6.3位のハズ。
DT200WR位の数値になっているので、そんなに無理している訳では無さそう。

鶴さんが「削りが足りねぇんじゃねぇの?」とか仰せ。
あと何ミリじゃなくて、圧縮比で語ろうぜ!と言っても
「いやいやあと0.2ミリは行けるんじゃない」「ガスケットなんて再利用でしょ」等と適当な事を言う。

なるほど。
そういやヘッドはまだ転がっている。流石アルモク亭。
折角旋盤持ってきてもらったんで、もう一個作ろうってな話になる。
0.43ミリだと物足りないかも知れないし。

して鶴さんが回し始める。
ヘッドNo.2の制作開始。
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破壊王パチロクさんは「いやいやいや」と避ける。
今回はネタ無しなのか・・・。

その横で自分は削ったヘッドを取り付ける。
0.43ミリ研磨ヘッド。
オーバーサイズピストン入れているので、純正ピストンエンジンよりも+0.4程圧縮比が上がっている。
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まぁ良いところでしょ。

色なんて塗ってないので、ヘッドだけシルバーになってしまいました。
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まぁこれはこれで。
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しかし圧縮圧力は施工前と変わらず790kpaなので、8.1kg/cm2。
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マニュアルにある圧縮圧力限度9.6kg/cm@1000rpmには遠く及ばず。
これって、オイルポンプの調整と同じで、YPVS全開の状態でやるのか、全閉の状態でやるのか。
サービスマニュアルには記載がない。
自分はキルスイッチ→キーオフの順で止めるので、全開の状態でやった。

後日、ネットで調べるとストレートのアダプターだと2坩鳴磴出るとのこと。
old_kpの日記 やっちまいがちな圧縮圧力調整


飯を食いに出る。
鶴さんが相変わらず「0.7ミリ位いかないと」というので、良しやろう!という事になった。
ヘッドNo.2の後半戦は破壊王パチロクさんが手がける。
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なんだかんだ言いながらも、かなりハマったらしく、没頭。
そして出来上がったのがこれ。
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ほぼ肩の部分がなくなり、爪でひっかくことが困難なレベル。
のこり0.25ミリで、純正ボアサイズならば、圧縮比1:6.5位か。+0.5位。
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鶴さん車両持ってきて!
「俺明日仕事なんだけど・・・帰れなくなるんじゃ・・・」
いつも明るい鶴さんが、なんだか無言になっていく。
「俺明日仕事なんだけど・・・」
大丈夫だって。
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シブシブと鶴さんがヘッドを開け始める。
いやいや、あれだけ自分で大丈夫って言ってたんだから大丈夫よ。
わはははは
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鶴さんのSDRのシリンダーはチョイ錆びなんだけど、こんなもん、今時珍しくもない。
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しかし、やっぱり0.65ミリって中途半端。
鶴さんが見てないところで追加工をする。
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わははは(ゴシゴシゴシゴシ)
ヘッド面研楽しいわ〜。人のは。
「ごっつい悪い笑顔してる」とか言われたけど、あくまでも善意。
鏡面加工したかっただけだ。
鶴さんが気が付いて「もうやめて〜」とか弱気な事をいいよるので、研磨じゃない、艶出しや!と言っておく。
400番→800番で仕上げて、多分追加で0.05ミリ近くは行けたと思う。
圧縮圧力は890kpaで、マニュアルの最低限ギリギリ。
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ガスケットも「再利用でイケるよ〜」とか言っておきながら自分のエンジンにはしっかりと新品を投入しよる。



して、結果はというと。
利楽猿号は、レーシングはいい感じでピックアップが良くなった。
手応えはいい。
走り始めてみると、うーん、なんと表現すれば良いのか、凄く気候が良い時にエンジンがとっても調子が良くなる時があるけど、そんな感じ。
プラシーボギリギリ。オーナーじゃないと分からない違いがあるか、ないか、、、。
これはパワーチェックしないと分からない。

鶴さんの車両は、オーナー自身は、確実に良くなった、前に出る様になったという。
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ちょっと載せて貰ったところ、4000〜5000rpm位から加速する様なシーンで前に出る力が強い。
7000rpm位から開けていくとグイグイと出る気はする。
少なくとも利楽猿号よりは前に出る感じが強い。
一言で言えば乗りやすい。
細かい振動がどうのこうのは人のバイクなので分からない。
でも0.7ミリ削ったし違いはでるよね。

うん、大きなネタも無く終了・・・?
ただ、試乗で手応えを感じたのか鶴さんはなんか無言の状態が多くなった。

なんか何も起きなくて、埼玉の巨人イデサンの中華旋盤で遊んだだけで終わりそうだ。
「なんも無いから終わった感ないね」とアルモクさんが言う。

アカン、これは帰りの高速で何かやらかさないと。
0.7ミリ行った鶴さんに期待。

途中ランツァのヘッドとかと比較を色々としてみる。
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2ストロークのヘッドって、後期になればなるほどスキッシュエリアが広がって、燃焼室の高さが高くなるのね。
容積も大きくて、これで相当圧縮比が高いので、ポートの位置は押して知るべし。

そのまま解散。
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自分も何も考えず高速に乗る。
6速6000rpmあたりで巡行しても普通、そこからの加速も普通。
走行中水温も変わらない。
普通に調子がいい気候の時の乗り味。
行きと帰りでは気温も違うので、正確な事は分からないけど、調子はいいなぁと思うようなレベル。
変な振動が増えた訳でも無く。
特に回らないとかそういう感じはしない。
ただ、ちょっと濃い時と同じような症状が見え隠れ。
そして無事帰着。
高速エンコネタを狙って追走していたパチロクさんのRZも不発で終わった様だ。

残りは横浜まで帰る鶴さんの連絡待ち。
アルモクさんが「もう待てねぇ、飲んじまうか」と言い始める。
一応エンコしたら拾いに来てくれる気はあったみたいだ。

すると鶴さんから連絡あり。無事帰着との由。
和光まで下道で走ってたので時間が掛かったらしい。
破壊王まで来ているのにネタなんもない
つまらん。
ちょっと濃い目の症状が出ているそうで、途中でAS弄ってたららしい。
うん、無事終了で良かった良かった。
自分的には旋盤初体験で凄く楽しかった。
イデサン、得難い経験させて貰って本当にありがとう!!


今回、圧縮比を0.3、0.5程上げたんだけど、SDRのエンジンだと全然許容範囲内の様子。
つか違いがイマイチわかり辛いレベル。
元々の圧縮比が結構低いからなんかも知れない。
一発で分かるような感じだと悪い部分も沢山出てくるだろうから、街乗りならこんなもんで良いかも。

詳細はパワーチェックに行かないと分からないので、今度田宮氏が行くときにでもついでにやってみようと思います。
多分なんも変わらないような気もするけど。

なので、つづく。