4月7日、東京都を含む主要都市で緊急事態宣言が発して、様々な業種と共にパチンコホールも休業。
行きつけのダイナムがすぐに休業状態に入った。
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自分は当時既に行くのは控えていたので、特に生活は変わらず。
だけど流石に上場企業。
休業後もきちんと会員カードの貯玉換金景品交換に応じていたのが印象的。


しかしダイナムから徒歩1分の某店舗は営業を継続。
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この頃はまだまぁそんなもんか的な。


しかしゴールデンウィークを前に、大阪都知事が営業を続けるパチンコホールに対して実名公表措置を取り、一斉休業に力を入れ始めた。

それを受けてかどうなのか、東京都も実名公表に追従するという事を言い出した。
流石にまずいと思ったのか、パチンコホールの親玉である東京都遊技業協同組合が動く。
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営業を続ける店舗に対して、このまま営業を続けると組合から除名する、という通告を出した。
ちなみにこの直後、4月26日にダイナムの社長が突然引退してるのは印象深い。

知事の要請、協会の通告、しかしそれでも4店舗残った。
自分はパチンコ四天王と心の中で呼んだ。

この頃になると、もう朝から晩まで東京都下の4店舗の話でニュースは持ち切り。
テレビで流れる映像は、4店舗ある内の1店舗。
何時も見慣れた風景と共に、朝から行列を作るお客の映像を流し続ける。
ガッツ溢るる客と店。
こんな時に打っても勝てんぞなもし。

そして4月30日の今日。
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一週間休みますと。
この話は向かいの小学四年生の子まで知っていて、あのパチンコ屋、今日は閉まったらしいよ、と言ってきた。
住民レベルでは結構なトピックスだった様子。

勝手な想像なんだけど、決め手は都遊協の「最後通告」だったんだろうなぁと思う。
東京都の要請もガン無視するパチンコホールも流石に都遊協の除名する、という言葉には勝てなかった。
都遊協とは全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)の傘下に属する団体で、都下パチンコホールが作る協会という立て付けの組織。主に健全な業界の発展に寄与する目的で設立、運営されている。
過去、三店方式の一翼を担う東京商業流通組合と共に暴力団排除を行ってきた歴史なんかがある。

パチンコホールはあくまで遊技場。日本では法律上賭博が禁止されているので、換金が出来ない。
それが出来ているのはこの三店方式が存在するから。
ちなみに都遊協から除名を食らうと、この警察OBの一大天下り先であるTUCでの換金が出来なくなるそうな。
それだけでは済まなくて、実は都遊協はパチンコホールの代わりに当局との窓口に当たったりしていて、ここから除名されると新台入れ替え等も警察当局と直接やり取りをしなくてはならなくなって、実質的に新台を入れられなくなるらしい。
まぁメリットが無ければ誰もお金の掛かる協会には入らないもんね。

同じく4月30日、大阪府下のパチンコホールも全店休業したと発表されたけど、実はこちらも同じ仕組みで動いていて、都遊協ならぬ大遊協が同様の事をやってる。
換金停止された店舗は事実上単なるゲームセンターとなり、事実上廃業が待っている。

しかしこの「〇遊協」というが全パチンコホールが参加しているという訳でも無く、東京と大阪は比較的その割合が高いだけ。
なので、他県でも同じように全店休業が行われるのは非常に難しいそうな。
事実、協会に全く入っていないにも関わらず三店方式を運営しているホールも存在はするらしい。


田舎だとそうでもないのかも知れないけど、東京や大阪では一部の店舗が開いていると、そこに人が集まってきて非常に人の密度が高くなる。
なので、こういった措置も現時点では必要なのかも知れない。
しかし、多くのパチンコ屋さんがこのまま潰れそうなのと、生き残ったところも当面はガン締めで営業するんだろうなとは思う。


まさか全店休業する様な日が来るとは。
タバコも吸えなくなったし、どちらにせよ自分は足が遠のくことは間違いないとは思う。
このご時世なので、色々な業種がかなり厳しい状況に置かれているので、ここだけの問題じゃないとはいえ、長らくお世話になった場所でもあるので、少し残念ではあったりなんだり。
2020年4月30日の事は、たぶん忘れないだろうなぁ。
パチしない人には、本当に意味のない日付だけど。