VJ21系はリアホイールが18インチで、大抵の場合VJ22系の17インチホイールに換装される。
VJ21:ホイール:MT4.0 タイヤ 140/60-18
VJ22:ホイール:MT4.5 タイヤ 150/60-17

なんでも10年位前はVJ22ガンマの17インチリアホイールなんて3000円位でゴロゴロとオークションに流れていたのが、最近は安くて1万、高くて2万円以上で流れてる。
旧車ってばもう・・・。

17インチでも18インチでも、たぶん街乗りレベルで乗り味に違いがある訳でも無いとは思うんだけれども、タイヤが太くなって見た目が良くなる、タイヤが選べる、タイヤが安い理由があって換装率は結構高い様子。
確かにリア150/60-17は、90年代のNSRやTZRが行きつく先のタイヤサイズなのでメジャー感はありますな。
NAPSや2りんかん等のバイク用品店では、良く前後タイヤセットを割引で売っていたりするけど、当然ながら18インチは蚊帳の外の事が多い。
寄らば大樹、長く乗るという場合は、確かに17インチ化はアリなのかも知れない。
本当言えば、140/70-17とかだと、現代のCBR250RRやYZF-R25、Ninja250とかと同じになるので、より沢山のタイヤが選べるようになるのかも知れないけど、そこまで考えるならCBR買えよ、とかになってしまうので言わない。

今世界の250クラスの潮流は扁平率70の17インチである事は間違いない。
とはいうものの、レーサーレプリカに扁平率70ってのもなぁとか思ったりもして。
WOLFはレーサーレプリカじゃないけど。

色々と気にはなるので、VJ22の17インチホイールの違いなんかを少し調べていく。

17インチ化すると車高が下がるという話があって、リアのリンクプレートを交換しなくっちゃいけないって話がネットに書かれていた。
ホイールサイズをその辺のサイズ計算機にかけてみる。
VJ21:ホイール:直径 625.2
VJ22:ホイール:直径 611.8

タイヤサイズが140から150になっているので、1インチ(2.54cm)程の差は無く、その差1.34ミリ。
タイヤ起因で下がるのは6.7ミリとなった。
タイヤ形状で変化があるレベルの差なので、サーキットでも行かない限り、リンクプレートはそのままでも良いんじゃないかな。


部品の違いは以下の通りだった。
RGV250Rear

スイングアームの幅が違うらしいのでスペーサーなどには互換性が無いだろうとは思う。
ホイール単体でポン付けというのはどうなんだろう。

具体的にパーツについてVJ21左外側から見ていく。
64751-12C00-000Spacer,rear axle lh
09285-34004-000 SEAL,OIL(34X54X8)
08113-62057-000 BEARING
64733-12C00-000 RETAINER,RR SPROCKET DRUM
64611-12C01-000 Drum,rear sprocket
64651-14A00-000 Absorber, rear hub shock
09262-20042-000 BEARING(20X47X14)
----
64731-12C00-000 SPACER,RR WHEEL BEARING
----
09262-20042-000 BEARING(20X47X14)
64740-48B00-000 SPACER,RR AXLE,R
69412-32C00-000 Spacer,caliper bracket
69211-32C00-000 Disk,rear brake


VJ22左側
64751-22D00-000 SPACER,RR AXLE,L
09285-34004-000 SEAL,OIL(34X54X8)
08113-62057-000 BEARING
64733-12C00-000 RETAINER,RR SPROCKET DRUM
64511-22D11-000 SPROCKET,RR(NT:43)
64611-12C04-000 DRUM,RR SPROCKET MOUNTING
64651-22D00-000 ABSORBER,RR HUB SHOCK
09262-20042-000 BEARING(20X47X14)
----
64731-12C00-000 SPACER,RR WHEEL BEARING
----
09262-20042-000 BEARING(20X47X14)
09285-28001-000 SEAL,OIL(28X47X7)
64741-22D00-000 SPACER,RR AXLE,R
69211-22D00-000 DISC,RR BRAKE
69700-22810-000 Bracket, rear caliper

ポイントは、ホイール中心のスペーサーが12C00品番で共通である事と、その両端のベアリングが同一品番である事。
つまりホイール単体で見れば締結部分の幅は互換性があると思っていい。
スプロケットドラムも同じ品番で使いまわされていて、左側は問題ない。
ホイール形状の違いなのかハブダンパーが22D00系統の品番に変わってるところは要チェック。

右側は湾曲スイングアーム変更でリアブレーキ周辺が仕様変更になった影響で、若干品番が変更になっている。
VJ21はオイルシールが無いけど、スペーサーで丸ごと覆う仕組みになっていたのでそこが違いなのかな。
注意すべきはブレーキ部分で、ここの形状やオフセットなどに互換性が無ければ終わり。
このへんは実際に現物見ないとちょっと分からない。
だけど限りなくポン付けで行けそうな予感。

あっ・・・
つづく