IT界の巨人、スティーブジョブズがお亡くなりになって、ネット上のニュースは一瞬その記事で埋め尽くされた。
何度も何度も瀕死になりながら、不死鳥の様に蘇る氏の偉大さは今更語るまでも無いが、極東の日本にも一瞬その様な存在になりかけた人が居た事を思い出した。


西和彦氏である。


僅かながらではあるが、思い出さなくても良い人を思い出した気分になったのは内緒だ。

スティーブの追悼番組で、Windowsを罵倒した脳科学者茂木氏が、西和彦に噛み付かれたというニュースが流れた。
そうか、この人まだ頑張っていたんだな、と思った。
何時からこんなに怒りやすい人になったんだろう。学生時代からこんな感じだったのかな。
2009年頃、アゴラに「Wikipediaはネットの肥溜」という記事を書いており、相変わらずだなぁと思っていたら、2011年も変わらず怒り散らしている。
元気なのは良いことだ。もう今更評価は変えられないと思うので、何時までもお達者でネットを沸かして欲しい。

ASCIIやI/O世代で彼を知らない人はいない位の有名人だったのだが、最近では普通にちょっと変わった人という評価に落ち着いているんじゃないだろうか。
ASCIIという雑誌を立ち上げ、日本のIT界の先駆けというか、フロンティアを切り開いた人。
MSXという規格をぶち上げ、日本独自の共通プラットフォームを実現した人。

ここらへんまでは良かったと思う。
その後印象に残っているのは、

ひろゆきが牛丼おかわりしてブチギレした人。
2chと喧嘩して、1ch.tvという掲示板を立ち上げ大コケした人。
Wikipediaと喧嘩した人。

色々偉大な功績もあるが、そろそろ穏やかにすごして欲しいとも思う。

1ch.tvの始まりと終わりは、当時ネット界隈では相当話題になったが、ちゆさんという人が上手く纏めている。
面白いのでみんな是非とも読んでみて欲しい。
◇教科書には載らない「1ch」の歴史◇

スティーブジョブズ、享年54。若いなぁ。