カズさんが遊びに来てくれました。
超楽しかったので今日のエントリーは長いですよ。


iPhone 014

相変わらず鬼綺麗なSDRです。
カズさんは、もともとお仕事的にそっち系の方でプロの凄さを感じます。

本日はなんでも水温計がうまく動作しないとの事で、ちょっと見てみるのが本題です。
事前に聞いている症状としては、水温が突然150度になったり、数値が飛んだりするって事です。
このSDRはバッテリーレスなので、もしかしたらレギュレータが終わっていて、電圧が安定しないのかも知れません。

と、ここまで脳内想定して、いざカズさんが来てから色々と見てみる事に致しました。

この水温計はセンサーの抵抗値が温度によって変化し、それによってマイコンが電圧を測定して温度に変換するもので、非常にオーソドクスなものです。

アイドリング付近で10V程度の電圧しかなく、(この時点では)どう考えても電圧不足です。 
ウチのSDRのバッテリーをつけると若干安定。
アクセルを煽ると若干安定。
うーん、これはバッテリーつけてればいいのかな。

水温計はプラスとGNDが両方出ているタイプです。今回はアースが車体に取り付けられてました。
アースかな〜と思い、そこも変更する事にしました。
iPhone 010
 
とりあえずライトを外します。

iPhone 007
 
うげっ、ピックアップにパッチンしてるっ!
(´・ω・`)カエゥさんに見つかると飛んできて直されそうです 。

そこは華麗にスルーして、中を良く見ると・・・水温センサーの線が外れています。
もしかして、メーターを取り付けるときに緩んでいたのかも知れません。

そこらへん繋いで、バッテリーを腹黒号から移植。
キックしてエンジン始動。

アイドリングでは水温計の表示は不安定で、チャカチャカ動いてしまいます。
しかし回転を煽ると安定します。

ちょっと話それますけど、、、それにしてもかっこいい
凄くかっこいい!
iPhone 009
(メーターはステー溶接され綺麗についてました)

これってたった2000円程度の水温計なんですよね。

真似する事を心に硬く誓ったのです。

ちなみにですね、この写真にあるスピードメーターなのですが、デイトナのスピードメーターにキラリと光るヤマハの三音叉マーク。
自作のパネルらしいのですが、ステンレスのカシメが糞硬くて難儀したそうです。
タコ、スピード共に、白い部分は半透明だか光を透過させるんだか、それ専用のカッティングシートだそうです。
(すいません、名前覚えられませんw)
野外用のシートを利用していると聞いて、野外用ってあるんだ〜と感心しきりです。
さらに紫外線対策のクリアシートも貼っているそうで、やはり本職は違います。
恐らくかなり長持ちするものなのでしょう。
ネルも微妙なうねりが気に入らず、スモークのアクリルで作り直しているそうで・・・。
もうレベルが違いすぎて笑いがとまりません。


さて、話を戻して水温計の話。原因を脳内で推定です。
そもそも水温計の中身回路は(水温計内部の)レギュレータで電圧カットされた5Vで、水温計には12V系がそのまま入っていると。
それを分圧して中身回路に入れているんだとしたら、今回の様に電圧降下によって同様の現象が発生します。

なんせ2千円の水温計ですから(´・ω・`)

普通ならレギュレータを通した5V系で水温計の抵抗値を測るんでしょうけど、中身はわかりませんのでそのように想定です。
だもんできちんとバッテリーを買えばある程度OKなんじゃないかという事で閉める事としました。

スピードメーターのバックライトが結線されてませんでしたので、ついでに二股のコネクタを作り、アースをガソリンコックから、IGコイルの下穴へ変更、バッテリをコンデンサに戻して、ライトケースを閉じました。

んで、再度エンジン始動すると、、、

直ってるがな(´・ω・;;)

アイドリングから水温はビタッっと安定
うーん、変えたところって、二股コネクタの新設、アースの新設なのですけどね。
この間PoohさんのACEWELLのメーターもそうでしたけど、次からはまず配線を疑うこととします


ま、直ったからええか。
原因はアースが悪かった、もしくはライトケース内部の結線のどちらかって事ですかね。

横浜のカズさんから色々な話を電線作りながら色々と聞かせて貰いました。
まぁおもろい話が山盛りでした。

仕事溶接の話やら巨大カッティングマシーンの話、イラストレーターやら、某所の巨大機械の話、自分の知らん話ばかりで、また次回ゆっくり聞かせて貰いたいと思います。
なんだか申し訳ない事に結構長い時間をお引止めしてしまいました。

更にウチのSDRのタンクはヤマハのマークが無いって事を気にして下さって、こんなお土産まで持ってきて貰いました。
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メーターパネルのシートとヤマハのマーク。今朝方来る前に作ってきてくださったそうです。
プロのお仕事をマジマジと観察。

どんどん貼ってくださいとの事。
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さすがの実業パワー(笑)
あざす、どんどん貼りますよ。

なんでも業務用のでかいカッティングベンダーで作るので、こんくらい作らないと無駄になるんだそうで。
この話聞いたらベルーガさんが「サンプルを・・・」という話をしだすので注意してね、と余計なアドバイスをしつつ、ありがたくいただきました。
個人用小型カッティングベンダーマシン、ちょっと欲しくなりますした。

ホンマにありがとうございます。
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デイトナ様スピードメーターパネルですが、これちょっとづつ角度が変わっています。

iPhone 017

このおかげで効率よく印刷できるんだそうで。
どうであれ、やはりプロってのは絶対に素人ではマネが出来ない技がありますよね。
そういうものを持っている人って本当にうらやましいです。


さて、カズさんはSDR暦は自分より長いです。
これまでSDR界隈と接触は殆ど無かったそうですが、ずいぶん前に一度、エンジンマウントのボルトが脱落したので、http://yamaha-sdr.com/ で問い合わせたらかわむ〜さんが助けてくれたそうで、その時はベルーガさんが余っているボルトを送ってくれたそうです。
「お礼はどこかであったときに缶コーヒーでも奢ってあげて」等だったそうです。
前回の桶川でベルーガさんにお会いしているはずなのですが、見逃しですwまぁ次回ですね〜。

色々と話をして、タコメーターのパネルを作って貰うことになりました。こちらはステッピングモーターの回路提供とバーターです。
ステッピングモーター+水温計でTZを越えるかっこいいタコメーターを作れそうで、テンションあがって参りました


我が腹黒号にも試乗して貰いましたが、あももエンジンと足回りが凄くよいとお褒め頂きました。
ちょっとカズさんSDRに跨らせて貰いましたが、確かにリアのダンパーが抜けているっぽいので、ウチの予備をお渡ししておきました。
また、フロントのエンジンマウントが少々緩い感じだったので、交換キットをお貸し出し。
(どちらもアルモク亭なら瞬殺で交換されてたかも・・・)

本当に盛りだくさんで、今日は愉快な日となりました。
カズさんありがとうございます。

「昔は夜遅くまで仲間とバイクや車を弄っていましたが、最近は全然ないですね〜」
ってセリフが印象的でした。
またやりましょう。


それにしても・・・相変わらず目の保養になるバイクでした。
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