RZ/DT/TZR用CDIの基礎調査 で色々と調べているけれども、これで気づいたのは、
YPVSがついてて、キャブにソレノイドバルブが無い2気筒のマシン
つまり、29K/51L/52Y/1KT/1XG/2XT/3HM/3XC
は同じCDIでイケるんでないの、という事。実際色々な人がチャレンジしてるものね。

3MA前期はAC-CDIだけどソレノイドコイルコントロールがついているので、これを実装しないとダメ。
3MA後期はDC-CDIになっているらしい。
参考:CDIの謎!?
参考:Tested 3MA-00 and 3Ma-01 CDI - TZR250 3MA

SDRは特殊。TDR250はチャージコイルが違うっぽい。(誰かサービスデータ情報持ってたら教えて下さい)

もしそうであった場合、ひとつ作り方を確立しておけば上記の数多いマシンの電装に未来が・・・と思う訳です。
問題は自分、SDRしか無いって事なんやけど。
ヤマハ2気筒2スト庭に生えてこないかしら(笑)

いまひとつわからないのは、単相3線式がなぜ必要だったのかという謎。
ちゅーことで、3MA前期のCDIをバラしてみる。
3MA-00なので、最初期の89年後方排気TZR。

蓋は簡単に取れた。
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基板は糊でくっついているので引っ張りだすことはできなさそう。
プラカッターでカットして分解した。
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裏面。
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表面。
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見ての通り、メインのコンデンサは2.0uF/400V。
2気筒で2.0uFなので、相当強力なチャージコイルなのね。
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サイリスターはSF2R5Gという東芝の製品ポイ。
400V/4Aとのこと。
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YPVSのモータードライバは東芝のTA8050というもので、自分が使っている秋月のTA8428のご先祖品番。
1.5Aのモータードライバー。よくぞ秋月は扱ってくれた。
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このデンソーの基板は、、、しかし、、、。
電子部品はみんな立って接地している。
このゴムの様なもので保護してるとはいえ、これでエエのか。
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マイコンを駆動するクリスタルまで結構な高さがある。

この糊みたいなオレンジ色の物質は、比較的簡単にはがせるのでラクチン。
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実装面積を少なくする為にしょうがないとはいえ、過渡期だよなーとは思う。

ボチボチと見ていく事にします。