先週末は岡山国際でモトレボリューションRound1が開催されたようです。

残念ながらRCDIは採用されず純正CDIが利用されたそうなのですがそれは後述。
そんなことよりも大きく残念な事が。


TZKさんと電話でお話ししてまして、
「レースどないでした?」
「抜き抜かれつの見どころの多いレースでしたよ」

どうもZXR400やR1-Zと抜き抜かれつの熱いバトルが展開されたそうです。

「動画楽しみにしてますよ〜」
「あ〜撮れてなかったんですわ〜

・・・

( ゜Д゜)マジスカ

録画開始ボタン押しミスしたそうです(笑)
まぁしかし昨今、車載動画なんてのもみんなやっている事でして、なんとか痕跡位はと探してみたところ、RZ350さんの車載動画が上がってまして、これかな〜というのを発見。
 

たぶんこの辺かな。
okakoku

青いツナギで押し掛け手伝っているのがTZKさん、、、かなぁ。
んでスタート直後から殆ど見えなくなってしまいまして、ハッキリ見えたのは結局TZKさんの押し掛け姿位かもしれません。
RZ350で追いつけないSDRってばさ。

そういえば今週末のSS Killersは赤い人さんのRZ350が出てきますね。
NSRを置いていくパワーに赤い人さんのライテクで、うーん、これは凄そうな気がします。



閑話休題

さて、CDIの方の話。
まずは純正CDIの方が調子よいって事で。

RCDIと純正CDIの違いは点火時期とYPVSの開度で、その他の充電回路〜放電回路については(意味のない部分まで含めて)純正とRCDIは等価の回路を使っています。
強いて言えば30年前の電子部品かそうでないか位。

・発火用フィルムコンデンサ
 経年劣化が殆ど無いコンデンサですので、発火用充電電圧にCDI内部で差が出ることは考え辛いです。
・電源安定化用電解コンデンサ
 純正CDIは30年物ですから、基本的に電解コンデンサは寿命です。
 これが原因で死んでいく電子回路は多く、SDRのCDIもそろそろアウトです。
・進角に使われているCR回路
 SDRの進角はアナログCR回路で、この回路が劣化していることはあるかも知れませんが、余程電解コンデンサの方が先にやられそうです。

レギュレータが破損して大きな電圧がかかったか、大きな熱が加わっている、等で傷んでいる事はありますが、上記の通り、CDIに使われている電子部品は外部要因がなければ存外丈夫ですね。
なので純正CDIが直ぐにダメになるってことはあんまり考え辛いところではあります。
ただし、80年代のオートバイの純正CDIが壊れるなんて話はしょっちゅう聞きますし、振動があったり高電圧だったり高温だったりする環境ではありますから油断は出来ません。
繰り返しになりますが、従って純正CDIとRCDIの違いはデジタル進角かそうでないかです。


昔、倍電圧+コンデンサ増量した際、自分とシマユウ選手の印象は上が伸び辛いが出力は上がった感じがしました。
ライダーはよくなる方向にはなかなか気が付かないのですが、悪くなる方はよく気が付きます。不思議。
津村選手のSDRは実用回転域は9000rpmまでのチャンバーなので、そもそも上を期待してません。
よって再度ここに着手しても良いかもしれません。
純正CDIは実はコンデンサ容量を増やすのも昇圧するのも簡単です。
今丁度自分のSDRには純正CDIがついてますから、これで再度試してみたいと思います。

ライダーの乗り方や感じ方、車体の構成によって点火、補助排気デバイスのチューニング方向は変わります。
今回これがプラスになれば面白いのですけれども。