一番大事な事。

OSR-CDIの制作は、自ら能動的に試すのは自由、だけどむやみに人に勧めるのは、なるべく避けて欲しいなと思います。
2点の理由があります。
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一点目の理由
パワーバルブはまだしも、点火時期を弄る事は理屈が分からない内はなるべく避けた方が良いからです。
2ストで、あまりこの辺りを突き詰めて来た人って、今は殆どいないし、そもそも昔やっていたといっても、他車種流用だったり、ピックアップコイルを1〜2度修正する位でした。
OSR-CDIはBTDC0〜30度まで設定できます。
単純なプログラムなので書き換えればもっとできます。
本当にこれは危ない事です。


二点目の理由
制作にはそれなりにスキルが必要だからです。
こちらもちゃんと経験がある人以外が作るのは、自分は心配です。
バイクに搭載するので、部品の実装等も振動がある事を前提に工夫して積み込まないといけません。
そういう事はやっぱりある程度経験が無いとできないかなと、最近色々なものを見て感じています。

時速100/hで走るバイクが、
・途中部品不良等で失火したら?
・点火時期間違えて焼き付いたら


不可能かも知れませんが、自分は可能であれば、皆が幸せになる事を望んでいます。
例えば。誰かが、CDI不調で安心して愛車に乗れない長年の悩みが解消できた時の様に。
例えば。20年以上走り続けているSDRレーサー車両が、いつまで走れるのか分からないような不安が解消できた時の様に。

オートバイの電子工作にチャレンジして楽しめる人が増える事は本当に良い事だと思います。
ですが、全部自己責任の範疇でやって欲しいと思います。
人に勧められてやるようなものではありませんし、人に積極的に勧める必要もないと思います。

これから作る人は、自らが楽しむためにとか、必要に迫られてとか、
自分が自己責任を覚悟した時だけ、制作に着手してください。
何かあった時に人のせいにする、人のせいに出来る、後から人を恨んでしまう様な状況で着手すべきではありません。
バイクで事故を起こす事よりも、その後人を恨んだり、人に恨まれたりする方がよっぽど不幸なんじゃないかと自分は思っています。

制作を手助けする人もその点は注意してください。
トライアンドエラーを楽しめる人ばかりではありません。
興味がある人が自ら望んだ時に、自分の責任でやる形こそが必要
だと思っています。

これはOSR-CDIを何らかの理由で手にした人も全て同じです。
これからトライする人は、まず「誰にも文句を言う相手がいない」ことをしっかりと覚悟してください。
誰かの不幸に繋がる様な可能性がある状況は、自分を含め誰も望んでいないと思います。