まだつづくんかい。

37Fエンジンを積んだYSR50の件だけど、ちょっと課題を列挙しておく。
IMG_7987

(1) グランドが不安定
配線すれば良いだけなんだけど、グランドラインが不安定の様な気がする。
車体が小さい事と強電弱電のグラウンドラインが一緒くたになっているのが主な原因かなと想像。
純正仕様の配線ってよくよく考えられていたりして、意外なほどに電気的には静かなんだけど、配線取り回し等を変えている車両ってどうしてもノイズの発生が大きくなる傾向にある。
それに近い挙動の様な気がする。
上手くフレームをコンデンサとして利用するような配線をちょっと考えた方が良いかもなとか思ったり思わなんだり。
別に大した問題が起きている訳でも無いけれども、高回転時の挙動なんかがまだ見えてないので、追加アース線の対策はしておいた方が良いと思う。


(2)ケッチン
今回のDT200R(37F)の特性として、実測で自動点火がSDRより少し早い。
なのでキックバックが結構大き目。
キックスターターを蹴り込んだ時に点火すると、中途半端に蹴るとキックが戻ってくる。
SDRだと大した問題でも無いんだけど。

SDRと違ってクランク一周目の点火はしない方が良さそう。
圧縮比が高いって問題もあるんだろうけど、自分のSDRでも少し気になっていた部分でもあるので、一発目は点火しない様に改造してみようかなと。

(3)ピックアップ信号
直列560Ω、並列330Ωで挑んだんだけど、どうもDTのピックアップ信号は若干発電力が強いのか、820Ωの方がよさそうだった。
次の基盤からは820Ωデフォルトなので、まぁこれは良いや。


後は個人的に気になっている点。
今回並列抵抗をピックアップ線に入れていて、点火時期が結構ズレた。
下はアイドリング時の並列抵抗ありなしの比較。
IMAG068
この図では信号発生時の時間を揃えてあるけど、実際のところ400us位のズレはあるだろう。
となると1500rpm時点で換算すると3.6度位遅れる事になる。
結構大きな差となる。

先日のDT200Rエンジンで当初SDRと比較して10度位と想定していたら、5度位早かったというのは、この分なんだろう。

この並列抵抗を試した人達は、多分ちょっと進角を進めないといけないかも。
新基板が来たらまた自分の車両でタイミングライトを当ててみます。

一度完成したものを一か所触ると、色々な所に影響でますな。
純正改造もしかり。

つづく