最近何かとお騒がせなOSR-CDIが二つほど送られてきた。
どちらも不動という事で、原因を調査する為にあずかりました。
まず、燃えているNo2の方から見ていきます。

この部分。
IMG_2791
緑線とダイオードの部分が、ハンダが溶けています。

表から見たところ。
IMG_2790
この黒いGND線を見る限り、きちんとランドにもハンダが乗ってますし、施工についてはほぼ成功している様に思えます。

このダイオード1N4007なんですが、既にダイオードとしての機能は無くなっていました。
テスターで測定すると、VFがどちらも0.5V位。
ダイオードにはオープン故障、ショート故障がありますが、今回は運悪くショートしています。
(→勘違いでした、ショートしてません)
IMG_2788

このダイオードが駄目になると、交流電圧がコイルから流れてきますので、
nagare
こんな感じで逆方向に電流が流れます。
逆回転に電流が流れること自体は然程問題にはならないと思いますが、逆方向に流れる電流がダイオードを通る時に熱を持ったので燃えた様になったのかなと想像します。
なぜならその他の部分のダイオードにも同じ電流が流れるにも関わらず、全く傷んで無かったからです。

このダイオードがなぜ破壊されたのかは原因はわかりません。
過去1N4007が壊れたのは、パチロクさんがハンダし過ぎたかも、と言ったケースで一度だけありました。

【後日談】
リークはダイオードが原因では無かったです。
つづく