2020年02月17日 WOLF250:サーモセンサー回りの分解
のつづき

この間、ウルフ250のメーター掃除してたら水温計の針が飛んで行った。
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水温はデジタルで見たいと思っていたので、デジタル化しようかなとかほのかに思っている。

てな事で、水温とサーモセンサーの抵抗値の関係性を取ってみたのが先日のこと。
 
大体はこんな感じだった。
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最後は氷を入れて水温3度位までは測定。

これを散布図にするとこんな感じ。
temp02
大体の特性は取れたけど、60度超えたあたりから抵抗値の変化がかなり緩やかだった。
40〜60度で振れているのは、温度を上げていくときと下げていくときの差。
下げていく時温度の変化はゆっくりなので、そちらの方がセンサーと水温の違いが出て正確かも知れない。

直列に1KΩを接続して分圧し、5Vの電圧をかけた場合は次のようなグラフになる。
temp03
近似曲線が100度を超えたあたりで逆走しているのは、多項式近似曲線を2項でやったから。
ま、大体の雰囲気が掴めたので、詳細な調査はまた別途。
80度超えたあたりからの変化量がとても少ないので、この辺は大体になりますかね。
一番知りたいのは60〜80度位だとは思うので使えない事はないか。
NTCサーミスタの電圧vs温度は以下の式であらわされるそうです。
大川電子設計製作さんのサイトに詳しく記載があるので引用します。
temp04
Rth[Ω]: Tにおけるサーミスタ抵抗値
B[K]: B定数
R0[Ω]: T0における基準抵抗
T0[K]: 基準温度
T[K]: サーミスタ温度
測定データからB定数を出せば、大体サーミスタの特性調査は終わりです。