WOLF250は、88年式のJ型と、89年式のK型、90年式のL型でキャブレターのセッティングが変わっている。

チャンバーの仕様が変わって出力が制限されているので、それに合わせてセッティングも変えている訳なんだけど、具体的にどんな違いがあるのか、もう少し調べてみる事にした。
数値だけだとこんな感じ。
tm32ss-2

ザックリ言えば、J/L型はパイロット側をぐっと濃くして、メイン側もガッツリと燃料を入れている様に見える。
L型ではパワージェットも少々増している。
チャンバー細くしてるから燃料減らす方向かと思いきや、増量してました、という風に見える。

だけど針と筒はこれだけだと分からないので、いつものドイツ人が作ったアレでグラフ化してみるとこんな感じ。
tm32ss
針と筒だけみると、アクセル中間位では、実はJ型が一番燃料吹いてました。
メインジェットやパイロットジェットだけ見てても分からんもんですね。

なお、88年式のWOLFは同年式のRGV250よりもメインジェットだけ10番位低いです。
仕様が全くと言って同じ二台でこの違い。
高回転常用したり、サーキットとか走る場合は、その位メインジェットを上げて、少し濃い目で走れって事ですかね。

TMキャブレターはスズキがセッティングを山ほど変えたおかげで沢山の種類の純正パーツがあります。
随分欠品が増えましたが、まだまだ色々な針も手に入りますし、助かります。

つづく