X27を使ったステッピングモーターの試作基板が来た。
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ガンマ、ウルフのタコメーターに合わせているのでゴッツイ小さいです。

ちなみに左側の物はもうずっと前に作ったSDR用というかヤマハ用のステッピングモータータコメータのもの。80ミリあるからかなり余裕があって、水温計まで付いちゃってる。
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自由度はX27の方が高いので、そのうち作り直したい気もしている。

基板が来たけど表面実装版のPIC12F1822が無いので、XL125Sで買いに行った。
夏の空。しかしそろそろ日も短くなってきている。
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八潮秋月は超満員で、駐車場入庫待ちの車が並んでいた。
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チャチャっと組んでそのままXL125Sに付けてみる。
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信号はコイルとCDIを結ぶ線に割り込ませる。
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動かんね。
PICに入っている信号はそこそこ綺麗な気がするんだけどなぁ。
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どうもリセットしている気がする。
という事でソースコードをちょっと見直してみたけど、特段悪いところはない。

パスコンが遠いのかなぁという事で、パスコンを追加してみる。
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リセット継続。

波形を詳しく見ると、CDI放電時にマイナス電圧になっている瞬間があり、この辺が原因なのかも知れない。
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よしもっと近くにパスコンを設置してみよう。
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結果変わらず。

パスコンの問題じゃない。
ガンマで試してみよう。
そもそもこのタコメータはガンマ用だし。
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相変わらずリセットする。
波形を見るとやっぱりマイナス電圧範囲が現れる。
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うーむ。
SDRのタコメーターやRASCと同じ回路なんだけど、なんでアカンねん。
しかし、吸われ過ぎが駄目なら、吸われないようにすればいいか。
という事でIGコイルにつないでいる抵抗値18Kに加えて更に18Kを直列化してみると、リセットせずに動作する様になった。

XL125Sリベンジしたが、合計36Kでは足りないのか、変わらずリセット状態が続く。
更に56Kの抵抗を直列に接続すると、とりあえず動いた。
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しかし吹かすとリセットする。
まだ抵抗値が足りないのか。
波形を取ってみると、どうも放電時間が長い様で、面白い波形が出て来た。
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70年代の古い古いCDIなので、放電時間とかあんまり考えていないんだろうな。
80年代レプリカ位からは高回転時にズッコケない様に放電時間は短くなるように設計されている。と思う。
その違いが出ている気がする。

SDRもやってみる。
これは18Kの抵抗で制限しているタコメータやRASCが間違いなくちゃんと動いているので、これで動作を見るのは価値がある。
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やっぱり18Kの抵抗値だけだと駄目だった。
波形を見てみるとこんな感じ。
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18Kの抵抗に56Kを直列でくっつけて74Kにするとマトモに動作する。
という事は基板か、表面実装のPICマイコンが原因だろうか。
SDRのタコメータやRASCと部品変わっているのってそこだけやしね。

まぁ適切な抵抗値を見つけるだけの話なので、簡単な事なんだけど。