濃い。濃いのよ、なんか。ガソリンが。
夏なんだから、と思っていたけど、どうも濃い。

この間パワーチェック行って散々な結果だった。
(→2020年08月16日 良いところ無しのパワーチェック(RZ/RZR/SDR))

2りんかんの狩野さんに「何を変えたの?」と聞かれたとき、素でヘッド削っただけ、と答えていた。
本当にそう思っていたんだけど、違った。

前回パワーチェックに行ったのが2019年3月。
その後、2回程濃い目濃い目に振ってた。
恐るべし、老化現象。
綺麗に忘れてたわ。
もう街乗りレベルで濃いなーとは感じていたけど、まぁ夏だしねと思いこんでた。
改めて記録を振り返ってみると、あらまという感じ。
記録を見てみると、始動性改善の為に濃くしていた。
始動性はきっと悪くなるけど、以前と違ってCDIが変わっているので、どうかなと興味も沸く。

一番調子が良いところに戻すことにした。

毎回確認してるファンネルは脱落する事も無くガタも無く。
IMG_6909

久しぶりにキャブレター抜いた。
IMG_6913

折角なので、キャブレター掃除。
IMG_6910

全然掃除していない割りには堆積物は少ないフィルター。
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タンク内部のフィルターもそのうち洗った方が良いかな。

各ジェット類は綺麗。
IMG_6912
まぁ通勤車両って訳でもないし。

交換完了。
IMG_6914

変更点は以下。以前の設定に戻しただけ。
MJ: 270 → 260
MAJ:0.8
PJ:30 → 29
PAJ:1.4
NJ:O-9 → O-8
JN:6GH8-55-3
PWJ1:55
PWJ2:0.7
MASJ:Duty:0%-0%-0%
PASJ:Close

これで34ps仕様。
そして始動性は前と同じく悪化した。
本日気温23度でチョーク引かないとアイドリングが安定しない。
OSR-CDI v2系を付けているんで、始動性はかなり改善しているので、不便はないかな位の状態。
あと、アイドリングから3000rpm位までのピックアップが少し悪い。
これらはPAJ1.4が効いていると思う。
PJもうちょっと大きくしたいけど、これ以上大きくしても変化量が少なくなりそうなので、ちょっと考えもの。
PAJは1.3位が良いのかな。
グルグル回ってガンマのセッティング、というかバランスに近づいていく。
スズキ・ミクニの手のひらで踊っているよう。

実際走らせてみると、ああ、やっぱりこっちの方が速い。
sdr200
季節を考慮に入れて、通年で薄いか薄くないか?位のところで丁度良くなった。
パワーバンド内は極楽浄土。
リアサスを2XT改にしているのでなおさらいい感じ。

ちょっと低回転でのアクセル急開でワンテンポ遅れる様な感じなので、高回転高速時のパーシャルの快適さを捨てて、ツキの良さを取るかどうか。
そらもう、今は一択でして、このSDRならツキの良さを取るべきなんだろうなと思う。
ウルフ乗ってたら分かるけど、高回転でパワーが出るバイクは楽しいけど、そこの回転数まで持って行くのが面倒臭い。
SDRはどっから開けてもトルクを伴ってパッとついてくるところが良い訳でして。
という事で、PJ上げるか、PAJ下げるかの方向で一度検討してみたいと思います。
極楽浄土のパワーバンドを維持したいからPAJは下げたくない。となるとPJかな〜。


SDRの開発者は別に高回転ハッピーな車両を目指していた訳でもなく、2ストを選んだ理由としてどこからでも加速するトルク感を得たいからと言っていた。
アルモクさんが中身をくりぬいたSDR純正チャンバーは多分ヤマハの当初の設計になっていると思ってて、どこからでもガッツリ加速するのが魅力。
そんなバイクで高速巡行中の快適さを求めたらアカンですよ、と今はウルフ250があるから言えたりして。
高速走るならウルフ250の方が楽ちんやし・・・。


ちなみに、、、
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(C)馬場郁子がこよなくバイクを愛す理由(webオートバイ編集部)

とか書かれてますけど、結構乗り心地良いです。(諸説あります)
安全性はまぁ、免許取り立ての人には全く推奨しません。