SDRの車体の中で、そこそこの確率で、ついてないパーツがこちら。
部品番号は2TV-2116A-00。
sdr_frame
これ。この板。
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当然の様に廃番。

この板は意外と重要で、この板からアクセルワイヤーが吊られているのは存外知られていない事実。
IMG_8605

ここが無いとSDRアルアルの、アクセルワイヤーのとある部品が割れる問題が発生しやすくなる。
と思う。
既にこのクランプ部分はDMMの3Dプリントサービスで作れるようにしている。

しかしこの「板」自体が無い車体が多い。
自分のSDRも買った時は無かった。
なんでみんなここ外すんやろか。
この部品が無いとアクセルワイヤーがブラブラするし、メインハーネスがブラブラする。
ブラブラするのでそれぞれ傷む。

この間またここが無い人を見つけたので、3Dプリンターで作ってみる事にした。
sdr_plate02
採寸が面倒臭かっただけで、板に穴を開けるだけの過去最高に楽な設計。
悩んだのは板厚。
オリジナルは鉄板なので薄い。
これをナイロンで作るとすると、もうちょっと厚みを持たせる必要がありそう。
厚みを持たせると、今度はクランプが刺さらない。
そこでクランプ部分については1.5ミリ、その他は2ミリにしてみた。

以前作ったクランプと併せてみる。
sdr_plate01
いい感じ。
アクセルワイヤーを吊って1ミリの厚さで良いのかどうかは、やってみないと分からないけど。
DMMなら、ナイロンで製造すると1370円と破格の値段。

ちなみにこれ、最初からクランプ付けて作ればエエやんとかも思うかも知れないけど、逆に一緒にしちゃうと高くなる。
sdr_plate03
ナイロンは6千円台になり、逆にMFJが安くなるという逆転現象が起こる。

ナイロンは、材料費19、空間費11(単位は円/㎤)
MFJは、材料費53、空間費7
MFJは空間費が安いので、隙間が沢山ある場合はMFJの方が安くなる。
平らな板は空間費が殆ど掛からないので安い。

どちらにせよ、ここを一体化するとクランプのスラスト方向のズレなんかが吸収できないので別体式が良いと思うんよね。

つづく