大晦日に母親を送ったばかりだけど、時が経つのは早いもの。
四十九日の法要がやって来た。

絶賛、緊急事態宣言中なので、どうすっぺか。
両親はとっくに引退して、現在は県営住宅に住んでいたので、老人二人が済むには十分な広さだけど狭い。
ここに10人位あるまるのは気が引けるなーと兄貴と弟と話。
東京からLINEで良いんじゃないかって話になった。
交通費も馬鹿にならないので、リモートでやる分お金出すから皆で旨いものでも食ってくれと。
まぁ東京から不要なウィルスを持ち込んでもね。
そもそもオカンは、このコロナの影響で掛かりつけの先生に診てもらえず、訳の分からん門外漢な病院にしか行けず、その後も色々あって亡くなった様なもんだと思っている。

まぁオカンもあの世で「そんなんでいちいち来んでええわ」って言うだろう。
そんなこんなでリモート法要。
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その後ラインで令和の時代に生きてるよなぁとか兄弟で語り合う。
もしかしたら、このコロナ禍の影響で、こういったリモート法要が一般的に確立するかも知れん。
自分はもう特に抵抗はなくなった。
終わってみればこれで良いんじゃないか、むしろ遠くの親戚(コロナ一発アウトな年代の母兄弟達)にも参加して貰えたかも知れないと考える様になった。
今回コロナ禍状況で葬式もなんも出れなかったけど、リモートで参加して貰っても良かったかも知れん。
足腰立たない爺さん婆さんが無理して何時間もかけて電車乗ってくるのはそもそも無理だしな。


法要が終わった次の日。
義弟の嫁から「お義父さん、後2日位と思う」という連絡あり。
ベテラン看護師、親族だからこそのお医者さんと違ってなんらサバを読まない連絡。
そして次の日の朝、もう本当そろそろ見たいな連絡が義母から届く。
「え」って事で相方はすぐに用意して本日実家へ帰る。
しかしその帰路で訃報を聞いたらしい。

自分の従妹にも超ベテランの介護士がいて、母親の状況を伝えたらかなり具体的な時期を言い当てた。
普段から人の死に接する人達は流石というか、頭が下がる。
如何に自分が浮ついた世界で生きているのかと胸が痛む。

相方に連絡すると、
「お母さん、通夜も来なくていいよ、って言っている」
いや〜流石にそういう訳にはいかんだろう。いつなんや?
「まだ〇〇(長男)が帰ってきてないから決めてないけど今日は無い」
そうかー。リモート通夜はまだ抵抗あるわ、俺。まぁ通夜は置いといて、告別式決まったら教えて。

そんなやり取りがあり。順番やし、しゃーないね。
でもあと20年位したら、これらもリモートが普通になるかもしれんなとか思った。