亀有ウルフさん、僕は足立ウルフさん。
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さて亀有ウルフさんが、ウルフ用OSR-CDIを試してみたところ、どうも始動しないらしい。
すったもんだあって、なんとオシロスコープまで買って調べてみたそうな。
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ピックアップ信号の電圧が非常に低い。
2V位しかない。

これが原因でピックアップからのタイミング信号が補足できず、エンジン始動しなかったそうな。
並列抵抗を調整して、フォトカプラ側に流す電流を増やしてなんとか動いたらしい。
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青色の部分。
オシロまで買って、情熱あるなぁと思う。

ただ、このままだとあまりにもギリギリなのでちょっと困る。
フォトカプラのVF値、SD103ダイオードのVF値もバカにならなくなってきた。
これが合わせてVF=1.4V位あるので、本当にギリギリな感じ。


という事で、ウルフ用OSR-CDIの入力段をちょっと改造を検討中。
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フォトカプラを廃して、アナログ回路だけでピックアップ信号のマイナス側を取ってしまう作戦。
これなら、VF値も無いので少々電圧が低くても何とかなるだろう。

基板を発注する前に、少しアナログ回路を手組して、実験してみる事にした。
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そんな時丁度、パチロクさんがRZ250に乗ってやってきた。
RZ250に取り付けられた、スロットルポジションセンサー。
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OSR-CDIのVersion1.5.0β版で運用中。

丁度良いところに遊びに来てくれたので、計測を手伝って貰った。
そして取ってみた波形がこれ。
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吸い込み時のGND設置時間は凡そ400us。
キック始動時なので長めの時間吸い込みが発生している気がする。
うーん、まぁ良いんじゃないの?と思ったけど全然エンジンが掛からない。
よくよく電圧を見てみると、0.7V位からピックアップ信号が吸い込んでマイナス0.2V位になっている様子。

-0.2V〜0.7Vじゃぁ、PICマイコン様も反応できません。
この時は全然理由が分からなかったんだけど、よくよく考えたら、オリジナルのウルフ用OSR-CDIは、ピックアップ信号入力段に10KΩのプルダウン抵抗が入ってた。
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このオリジナル基板の回路が生きているので、今回制作した以下の回路だと、50KΩでプルアップ、10KΩでプルダウンという事になる。
つまりはこんな感じの回路になっちゃってた。
input

これだと確かに、PICマイコンに入る電圧は大体0.8V位になってしまう。

なるほど、大失敗。
オリジナル基板の方は改造したくはないので、10KΩのプルダウンを外したりするつもりはないので、一旦実験はこれで終了。

この方式なら、亀有ウルフでも上手く行くんじゃないかな。
うん、たぶんきっとうまく行く。
年末正月は新基板で遊ぼう。

さて、パチロクさんのRZ250は、キャブレターを変えたのでセッティング途中だそうだ。
NAPS足立店、足立2りんかん館へ行ってみるが、ミクニの六角大のジェットは無かった。
キャブレターは絶滅寸前なんかもな〜。