の続き
これが17インチ化のラストか。

VJ21のスイングアームは、ホイールやカラーを全部付けても、遊び部分が1.5ミリ位あった。
個体差って事も無いんだろうけど。

もう12年も前に、同時代のスズキ車GSX-R250のスイングアームを交換した事がある。

買った時から割れてたスイングアームなんだけど、原因はたぶん締め込み過ぎなんだろうと思った。

そしてウルフ250。
このスイングアームはGSXとおなじで、
締めこみすぎると割れると思うのよ。

似たような話はこちら。

この時代のスズキはアルミ材質の強度計算間違えてるんじゃないかって、個人的に思ってる。


話をウルフに戻すと、リアブレーキキャリパーがガタつく問題は、リアスイングアームをアクスルシャフトでギッチギチに締めると無くなる事が分かった。
つまり、リアスイングアームの幅が広くて、遊びが大きすぎる気がするのよね。
でもね、締め込み過ぎると割れる恐れがあるから、規定トルクで締めたい。
スズキのアルミ部分なのマニュアルで指定されている最低値くらいで締めたい。
wheel

その為には。
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シム投入します。

モノタロウで、内径20ミリ、外径40ミリのシムを購入。
シムリング 1枚入 内径20Φmm 材質鉄(SPCC相当) 外径40mm BRF020040100

うまいことドンピシャ。
測定して買ったから当たりまえなんだけど、こういうパーツがサクっと手に入るモノタロウ、最高。
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スイングアームにも余計な負担を掛けず、キャリパー(というかホイールも含めた全部)のガタも無くなった。
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一つ懸念だった、リアブレーキキャリパーのディスクプレートとの位置関係。
これ、不思議なことに、シム入れた方がセンターに来たのよ。
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更に、トルクロッドも150サイズのタイヤとのクリアランスバッチシ。
まぁギリやけど、スズキはもっと際どいクリアランスあるからええねん。
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それにしても、VJ21をVJ22のホイール使って17インチ化する時の定番にしないといけないんじゃないの、とは思った。
ガッチリとアクスル締めたらガタ付かず、奇跡のクリアランスで17インチ化は可能。
だけどスイングアーム割れそうな気がする。
規定トルクの下限位で締めるとガタついて、色々とマズい事が起きる。
結論、シム入れたらええねん。

つか、純正18インチの時も、シム入れたら良かったのかも知れない。
亀有ウルフさんも、同じ場所にシム入れているらしいので、個体差って訳でもないだろう。


さて、ブレーキキャリパのオフセットが変わったので、リアブレーキ強めに使いながら、試走。
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よっしゃー、サスの動きも良くなった〜!
・・・なんて事は無く、変わらず普通に走るだけ。
ホイール、ブレーキキャリパがガタつかない様に、ガチガチに締める必要が無くなっただけ。
スイングアームの「内側への変な歪みが1ミリ減った」、その効果は体感できまへん。
たぶん、サーキット行って、リアアクスルシャフトを規定トルクで締めた時に、高速コーナーとか、切り返しとかで、差が出てくる感じだと思う。

帰ってきてから各部点検したけど大丈夫。
長い長い17インチ化の旅はここで終了、としたい。
なんとなくスズキの癖みたいなものが見えてきた気がする。